日にち：2014年5月24日
場所：長野県北アルプス
コース：猿倉→白馬大雪渓→白馬岳→白馬大雪渓→猿倉
天気：晴れ
高気圧に覆われて快晴が約束されたこの日、白馬岳に1年ぶりにバックカントリー（テレマークスキー）に出かけてきました。 どうやら前日（または前々日）に標高の高いところでは降雪があったようで、葱平から上では10cmほどの真っ白な新雪が積もっていて、久しぶりに真っ白な斜面を滑ることが出来て気持ちよかったです。ただし大雪渓は石が目立ち、また下の方は縦溝も目立ち、快適に滑れる時期はもう過ぎてしまったようです。
自宅を4時10分に出発し猿倉に向かいます。
八方尾根スキー場への分岐を過ぎた辺りで、正面に目指す白馬岳がきれいに見えてきました。
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白馬岳をズーム。」
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白馬鑓、杓子岳をズーム。
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八方尾根スキー場はゲレンデの雪はほぼ溶けた感じです。
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五竜岳をズーム。
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6時10分、猿倉の駐車場に到着。ここまでの道路にはもう残雪はありませんでした。猿倉荘前の駐車場はこの時間で8割ほどという感じでしたが、一つ下の広い駐車場はまだだいぶ空いていたと思います。
準備をし、スキーはザックに付けて6時26分、登山口から歩き始めます。
すぐに林道に合流します。
鑓温泉への分岐。
花も咲き始めています。
見上げると新緑が本当に鮮やかでした。
林道を進むと、間もなく道路脇に残雪が出てくるようになります。
正面に見える白い山をズーム。（おそらく杓子岳の尾根の一つか）
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白馬岳もきれいに見えてきました。
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白馬岳をズーム。
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途中、道路のすぐ脇で小さな雪崩が起きていました。
長走沢出会い。まだ橋が架かっておらず、水量が多いので、上流側に少し登って雪渓の上を渡りましたが、そろそろ雪が薄くなってきていますので、渡っているときに雪が割れないかとどきどきしました。
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船越の頭方面をズーム。金山沢も下の方は沢割れして、滑り降りるのは困難な感じです。
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林道終点部からは残雪で覆われた斜面をトラバース気味に進んでいきます。後から思えば、ここから白馬岳山頂までは雪がつながっていました。
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はっきりしたトレースがついていましたので、それをたどって進んでいきます。
白馬岳をズーム。
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白馬大雪渓の上に出ました。この先は雪がつながっているでしょうから、ここからシールで登ることにしました。
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小蓮華方面。
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7時56分、白馬尻の小屋の辺りに到着。この小屋ですが、雪に埋もれているわけではなく、営業の際には組み立てるみたいで、小屋の場所の除雪を行っていました。
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大雪渓ですが、雪の上に小石がかなり目立ち、もう大雪渓の下半分は快適に滑るというわけにはいきそうにありません。実際にも帰りは石を踏みまくりでした。
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沢という沢がなだれていますが、昨年の巨大雪崩の様な大きなものはありませんでした。
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後ろを振り向くとずいぶんと登ってきたことが分かります。
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妙高山をズーム。
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大雪渓はまだまだ続きます(^^;。
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葱平の急斜面をズーム。15人ほど先行しているのが見えます。
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登っていく左側の斜面から頻繁に落石の音がしていました。雪渓上を転がり落ちていく石を何度も見かけましたので、雪渓を登る際は本当に要注意です。なお右側の斜面からも頻度は少ないですが落石がありました。
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急斜面の手前で再び板をザックに付け、アイゼンで登っていきます。この辺りから斜面が所々新雪で白くなり始めました。
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登っている右側の斜面。写真はなだらかそうですが、上を向いて撮影していますので、実際には30度から35度くらいはある急斜面です。
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ここで今日最初のスキーヤーが上から滑り降りてきました。今朝麓から出発して山頂まで登ったとしたら恐ろしく早いです。
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ステップがありますので登りやすいです。雪も表面は緩んできています。
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やっと斜度が緩み、少しほっとします。
ここから上はどこも斜面が真っ白にリセットされ、日差しでほどよく緩み、滑るには快適そうです。
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小雪渓も真っ白です。
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11時50分、白馬岳頂上宿舎を通過。まだ営業していない感じです。
稜線から下ってくる斜面もメローで気持ちよさそうです。実際にも後で滑って最高でした(^^)。
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やっと稜線に出ました。
立山、剱岳が見えてきました。
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剱岳をズーム。
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旭岳。いつかこの斜面を滑ってみたいと思いつつ、毎回ここまでの登りで力尽きてたどり着けません(^^;。
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すぐ上に見える白馬山荘に向かいます。
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12時23分、白馬山荘を通過。ここは営業しているようで、登山者が出入りしていました。
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岩という岩に大きなエビのしっぽが付いていました。
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看板にも(^^)。
この先は登山道以外の斜面にあまり雪がありませんでしたので、ここにスキー板をデポして身軽で山頂に向かいます。
12時44分、白馬岳山頂に到着。若干風が強めですが、でも極寒というほどのことはなく、山頂で少し休憩することにします。
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東側には巨大な雪庇が張り出しています。怖くてあまり近づけません。
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では今日の展望を南側から右回りでご紹介します。
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杓子岳をズーム。
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白馬鑓をズーム。その向こうに五竜、鹿島槍も重なっています。
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槍穂高をズーム。
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剱岳をズーム。
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遠くに白山もうっすらと見えていました。
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旭岳の向こうに能登半島もうっすらと見えています。
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旭岳をズーム。この急斜面を滑る人もいるようで．．．。
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海岸線、そしてその向こうに能登半島。
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海岸線をズーム。
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雨飾山をズーム。
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焼山、火打をズーム。
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妙高をズーム。
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高妻山、乙妻山をズーム。
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浅間山をズーム。
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八ヶ岳をズーム。ちょっと霞気味ですが。
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山頂直下の斜面をのぞき込みます。
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そして今日登ってきた白馬大雪渓。
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13時15分までのんびりし、それから少し下った辺りからスキーで滑り始めます。
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スキーをデポしたところから滑ります。標高はおそらく2880m辺りでしょうか。ここから林道終点まで板を外すことなくスキーで滑り降りることができました。登山道を歩く登山者の注目を集めながら13時20分、滑走開始。
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続いて白馬山荘下の斜面に向かいますが、ここも板を脱ぐことなく下の雪渓に出ることが出来ました。
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本当はこの時期はざらめの方が良いのですが、でも真っ白な雪を久しぶりに滑ることが出来、それはそれで楽しかったです(^^)。
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小雪渓を滑り降りていきます。
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どんどん斜度が急になっていきます。
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葱平の急斜面はこけると止まりそうにないので、安全第一で斜面を選びながら滑り降りていきます。
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その先の白馬大雪渓は雪の状態があまり良くないので、はっきり言って消化試合でした。脇の石の無い斜面を選んで滑りおりていきます。
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でも下半分はそんな選択肢も無くなり(^^;、小さな石は目をつぶって滑るしかありませんでした。
白馬尻を過ぎて林道に向かいます。
ここまでスキーで滑ってきました。さすがにこの先で雪が途切れていますので、この先は歩きにしました。14時58分、歩き始めます。
長走沢の雪渓ですが、朝より明らかに薄くなっていて緊張はいっそう高まります(^^;。無事渡れましたが、そろそろ橋を架けて欲しいところです。
15時27分、猿倉の駐車場に到着。
