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富士山テレマーク(2007年5月)

日にち:2007年5月26日

場所:静岡県富士山

コース:富士宮口(新五合目)→八合目小屋→富士宮口

天気:晴れ

先週に引き続きこの週末も好天が見込まれると言うことで、再び富士山に、今度は南の富士宮口から登ってみることにしてみました。昨年は頂上手前の九合五勺の小屋まででしたので、今回はなんとか山頂まで登ろうと思っていたのですが、残念ながら先週に引き続き強風で8合目から上は諦めました。なお今回は久しぶりに友人と行きました。

朝5時過ぎに起き、友人と待ち合わせをしてから5時30分、自宅を出発します。富士宮口に上がる富士山スカイラインですが、今年はまだ夜間の通行止めを実施していて通行できるのは朝8時からということでしたので、それに間に合うように行ったのですが、ゲートに到着したのは7時45分頃でした。ゲートが閉まっているので、仕方なしもう少し先までドライブして富士山がよく見える場所を探して写真を撮ることにします。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

天気は上の方は青空ですが、富士山には頻繁にガスがかかっています。実際に登るときも7合目あたりまではガスっている時の方が多かったです。今回滑った雪渓ですが、上の写真の宝永山の巨大な火口の左上に山頂からつながる雪渓の下側5分の2ほど、続いてそこからすぐ左側の雪渓に乗り移って、最後はその雪渓下部から左下に伸びる雪渓を滑り降りました。
8時にゲートが開きますので、それから上に向かいますが、なぜか既に車は数十台停まっていました。ただし昨年の5月21日にここに来たときと比べると車の数は相当少ないです。バックカントリーをしに来ている人も思いの外少なくて意外でした。

準備をしてから8時40分、登山道を登り始めます。今回の装備ですが、斜面が南側で凍結はないだろうとピッケルは無し、テレマーク用のプラブーツで登ることにしました。
先週の河口湖口同様にこちらでも「冬季閉鎖期間中」、「スキー、スノーボードは大変危険ですので、行わないで下さい。」等の看板が置かれていました。

9時、6合目の小屋に到着。このあたりから7合目までは頻繁にガスに覆われるようになってしまいました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

時々ガスが切れますので、そのタイミングで写真を撮ります。今年の富士山は残雪が多いと聞いていたのですが、富士宮口の方は南側と言うことで下の方は雪解けがずいぶんと進んでしまったようで、雪渓の雪は昨年来たときよりちょっと少なめに感じました。(ただし上の方は昨年より残雪は豊富でした)

新7合目の小屋の下までは夏道を歩いてきたのですが、ここから夏道は雪の下となり、雪の上をキックステップで登っていきます。

次の写真は雪渓を登っていく私。

10時、新7合目小屋到着。次の写真は新7合目小屋から下を見たもの。6合目の小屋、そして5合目の駐車場のあたりが見えています。

小休止後、再び登り始めます。

11時元祖7合目小屋到着。夏道を登ってきているのですが、ところどころで雪の斜面のトラバースが必要となり、そこで時間を取られてしまいました。

なおこのあたりまで来ると急に風が強くなってきました。小屋陰でないとゆっくり休めないほどです。
小休止後、登り始めますが、この先もしばらく雪渓の上を歩くと言うことで、ここでアイゼンを装着しました。
8合目の小屋が上の方に見えています。

右側に見える雪渓が今回2番目に滑る雪渓です。上の方は若干急です。

その雪渓を上から見下ろしたもの。既に滑り降りてくる人もちらほら見かけるようになりました。

八合目小屋直下はかなり急な岩場となっていますので、岩をつかみつつよじ登っていきます。
このあたりまで来ると風はさらに勢いを増し、烈風という感じになってきてしまいました。風がどんと吹いてきたときは耐風姿勢を取り、若干弱まってから動き始めるという状況でした。

8合目小屋到着、12時10分でした。

小屋陰で休んでいても、上の方から吹いてくる烈風に飛ばされた氷の粒がばらばらと降ってきます。かなりな勢いで飛んできますので、当たるとかなり痛いです。この風ではこの上はちょっと危険だろうと判断し、今回はここまでとすることに決めたのでした。

次の写真は小屋の前から山頂方面を撮ったもの。この烈風の中、まだ上を目指して登っている人もいました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次の写真が小屋の下に向かって左側の雪渓(最初に滑る雪渓)。

次の写真は小屋のほぼ真下方向を撮ったもの。左にちょこっと見える雪渓を滑り降りた後、真ん中に見える雪渓に乗り移ります。

昼食を取ってから12時50分、いよいよテレマークスキーで滑降開始です。雪質ですが、春のざらめ雪でした。クラストは全くありません。ただし昨日降った雨のせいか、若干バーンがでこぼこしていたのが気になりました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

写真を取り合いつつ滑っていましたが、時々というか頻繁に次のような地吹雪が襲ってきますので、耐風姿勢を取ってやり過ごします。しかし、氷の粒や小さい火山礫の粒までものすごい勢いで飛んできますので、かなり痛いです。参りました。

最初の雪渓が終わると、ちょうどその右側には道っぽい部分があって、隣の雪渓までほんのわずかの歩きで行くことが出来ました。

2番目の雪渓は先ほどの雪渓と比べると雪が柔らかめでした。気持ちよく滑ることが出来ました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

この頃になると下の方のガスもかなり少なくなり、下の方の雄大な景色を眺めながら滑っていくことが出来ました。ただし黄砂のせいか遠くはもやっとしていて、見通しはあまり良くなかったのが残念です。

次は私の滑り。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次は友人の滑り。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

2番目の雪渓を下から見たもの。雪面のでこぼこもそれほど無く、今回一番気持ちよく滑ることが出来た斜面でした。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

2番目の雪渓は下部で3番目の雪渓につながっています。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

新7合目の小屋の陰で最後の休憩をとります。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

この3番目の雪渓ですが、下の方はかなり雪面がでこぼこしていて、ちょっと滑りにくかったです。

14時、滑降終了。
板をザックに取り付け、すぐ脇の夏道登山道を下っていきました。
駐車場に戻ったのは15時ちょっと前でした。それにしても下に行けば行くほど風は無くなって日差しは強くなり、一気に夏が来たような陽気でした。