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上高地テレマーク(2004年3月)

日にち:2004年3月27日〜28日

場所:長野県上高地

コース:1日目 釜トンネル→大正池手前まで→中ノ湯温泉(泊)
    2日目 釜トンネル→大正池→河童橋→大正池→釜トンネル

天気:1日目快晴、2日目快晴

今回初めて上高地へテレマークをしに行ってきました。同じ長野県内ということで、日帰りでも行かれなくはないのですが、せっかく行くなら温泉でのんびりしたいという希望もあり、中の湯温泉旅館泊まりでのんびり行くことにしたものです。
参加メンバーは、私を含めいつものメンバーを中心に計4名。
アウトドア雑誌で上高地もテレマークスキーのフィールドとして紹介されていて、私もテレマークで滑るのを楽しみに今回来てみたのですが、結果的には時期的に道路の除雪がかなり進んでしまっていた為に道路に雪が無くて、担いで歩かなくてはいけない部分も多く、その点はちょっと残念でした。
でもそれ以上に、天候に恵まれ、春の上高地の雄大な景色を満喫することが出来たのが良かったです。

27日の午前11時、自宅を出発して上高地へ向かいます。天気は快晴の良い天気でした。
途中で参加メンバーを拾い、買い物、昼食を済ませた後、中の湯温泉旅館に着いたのは午後2時過ぎのことでした。ちなみに途中、R158には全く道路に雪はありませんでした。R158から中の湯温泉までの旧道には若干路面に雪がありましたが、走るのに支障になるほどではありませんでした。(ただしこの旧道はかなり急なので、雪が降った時はちょっと大変そうだと感じました)

旅館のちょうど正面には穂高の山々がちょこっと見えています。旅館の部屋の窓からも同じ景色が見え、かつ露天風呂に入りながらも穂高の山を見ることが出来ました。

なお予約していたのは別館の安い(^^; 部屋でしたが、別に建物が古いわけでもなく食事の内容も同じでしたので、私を含め参加メンバーには大好評でした。
さて部屋で今日の準備をした後、午後2時半頃、旅館の送迎用バスで釜トンネル入口まで送ってもらいます。送迎は30分ごとと書かれていましたが、どうも人数が集まれば随時送ってくれそうな感じでした。ちなみに帰りは、釜トンネル入口の売店で連絡してもらえば迎えに来てもらえるとのこと。

今日はあまり時間がないので、明日の下見という位置づけで片道1時間ほどを軽く歩いて見ることにしました。
なお釜トンネルは入口のゲートが閉まっていて、一般車両は通行止めとなっているため、夏場のようにバスなどに乗って上高地方面に入ることが出来ません。今は長い釜トンネルをひたすら歩くしかないのです(^^;。

釜トンネルの中は凍結しているかもしれず、また中が暗いと聞いていたので、簡易アイゼンとヘッドライトを持参してきたのですが、今日は暖かだったためにほとんど凍結はなく、またライトもぽつんぽつんとついていたので、それらを使うことはありませんでした。ただ一部でかなり暗い部分もあり、やはり簡易アイゼンとヘッドライトは持って行くに越したことはないと感じました。
思った以上に急な登りにあえぎつつ暗いトンネルの中をひたすら歩いていきます。30分弱でやっとトンネルを抜けると、次は除雪されて雪がほとんど残っていない道路を歩き始めます。
正面向かって左側に見えてくるのは焼岳。山頂付近より多少噴煙が上がっているのが見えました。

除雪された道路のあちこちに雪崩の跡があり、鉄柵や木がなぎ倒されていました。この辺の斜面はかなり急のため雪崩が多いと思われますが、それにしても自然の脅威を感じさせられる風景です。

出発して1時間近く経った頃、あるカーブを曲がると正面に穂高連邦の白い山々が見えてきた。やはりこの雄大な景色は上高地ならではだと思う。

このちょっと先の大正池手前で今日の下見は終了。分かったのはここまで道路の除雪がすっかり済んでいて、道路に雪が無いと言うことでした。うーん、そうすると明日テレマークの板を持ってくるとすると、片道1時間以上の距離をただ担いで登ってくるしかないのか...。それとも今回はテレマークは諦めて単に上高地散策とするか。明日の朝まで悩むこととしよう。
引き返して、中の湯温泉に戻ります。
早速夕方露天風呂に入りますが、その露天風呂からみる夕日に染まる穂高連峰は最高にきれいでした。そしてその後の夕食もおいしく、皆大満足でした。

さて次の日の朝、7時から朝食を取った後、8時にはいったんチェックアウトを済ませ、再び中の湯の送迎用バスで釜トンネル入口まで送ってもらいます。昨日の下見で今日テレマークの板を持って行くかどうか悩んでいたものの、やはりせっかく持って来たのだからと私はテレマークを持って行くことに決めました。
他のメンバーは皆歩きということになりました。スノーシューのレンタルもあったのですが、今日の雪の状態ではスノーシューが無くても沈まずに歩けますよと言われ、靴や長靴で行くことにしたものです。(実際、雪がしまっていたため、確かに靴のみで大丈夫でした)
テレマークの板をザックにつけ、その分他の人より重い荷物を背負って歩き始めます。
釜トンネルをやっとの思いで抜けると、今日も雲一つ無い快晴の青空に白い焼岳がくっきりと見えてきました。

それにしても今日は上高地へ向かう人が多かったです。スノーシューを持った団体さん、テレマークの板を持った人など、今日1日で100〜150人ほどに出会ったような気がします。やはりこの時期は、人のいない静かな上高地の散策を期待して来る人は、ちょっとがっかりするかもしれません。

大正池の手前あたりから穂高連峰が見えてきました。
途中、道路の除雪作業をしていましたが、昨日よりさらに進んで今日は大正池のあたりまで来ていました。除雪作業をしている車を通り過ぎると、やっと道路の上にはたっぷりの雪が出てきました。ここでテレマークをつけて歩き出します(^^)。

しばらく行くと大正池ホテル(この時期はやっていない)が見えてきます。ここに冬季用のトイレが設置されていました。ちなみに釜トンネルの入口付近にも仮設トイレがいくつか設置されていました。

大正池ホテルのあたりから道路を離れて、大正池沿いの散策コースを進んで行きます。この辺はまるで写真のような風景が広がっています。

湖畔の散策コースは途中、こんな細い橋の上を歩く部分もあります。雪がなければ人がすれ違えるほどの幅だと思うのですが、今は雪がその上に三角形状に積もっていてかなり狭いので、注意して歩く必要があります。

正面に焼岳を眺められる休憩適所でしばし休憩。風もほとんど無く、このままごろんと横になって昼寝をしたい気分でした。心が洗われる思いです。

ただここから先は、雪上の踏み跡があちこち入り乱れるようになり、どうやら正規の散策コースから外れてしまったようで、森の中をあっちかなこっちかなとさまよい歩くこととなってしまいました(^^;。帝国ホテルの前でやっとメインの道路に突き当たり、ほっと一息。ただこのメインの道路は河童橋の方からも除雪作業を進めているようで、残念ながら帝国ホテルと河童橋間の道路上にはあまり雪が無かったため、仕方なし道路を外れて脇の雪原を進んでいきます。そしてバスターミナルから梓川沿いのコースにはいりました。
すぐに正面に河童橋が見えて来ます。

河童橋到着午後0時30分頃でした。テレマークを付けてから、なんとかここまで外さずに来ることが出来ました。
若干のアップダウンはあるものの、基本的にはここは歩くスキーのコースだなと感じました。

次は河童橋上から眺めた穂高連峰の写真。ここまで来ると、目の前の穂高連峰もずいぶんと間近に迫って感じられるようになります。

河童橋のあたりには50人ほどの人がいたでしょうか。
ちょっとはずれたあたりのテーブルに陣取って、ちょっと遅めの昼食を取ります。それにしても真っ白な穂高連峰を眺めながら飲むビールは最高でした。

40分ほど休んだ後、戻り始めます。
帰りは基本的にメインの道路をたどって帰ったのですが、この道は歩く人も多く踏み跡もしっかりしていました。
帰り際、大正池ホテルの手前で除雪作業が行われていたのですが、一部で5mを超えるような雪の壁があったので、記念に1枚撮ります。

その後午後4時に中の湯温泉の駐車場に戻り、一風呂浴びてから帰途につきました。
それにしても今回、実はちょっと風邪気味だったのですが、なんとか悪化することなく戻ってくることが出来てほっとしました(^^;。