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Linux Professional Institute(LPI)認定試験

資格概要

特定のディストリビューションに依存しないLinux技術者の認定プログラムで、主催しているのは世界各国のLinux関係者で構成されるLinuxプロフェッショナル協会(Linux Professional Institute )。
国内でも2000年にLPIジャパンが設立され、同年12月より日本語による試験が開始されている。
なお試験はレベル1〜3 の3つのレベルで構成されており、レベル1に認定される為には101 Linux一般1と102 Linux一般2の二つの試験に合格しなくてはいけない。

ホームページ

http://www.yesitis.co.jp/LPIJ/

対象ユーザ層

Linuxを使ってネットワ−クやシステムの構築や管理をされているネットワ−ク技術者。

試験について

試験はVUE試験センターにて実施されており、試験方法はパソコンを使った試験となっていて、終了時に直ちに結果が表示されます。

【LPI 101 Linux一般1】

試験時間:90分
合格ライン:490点前後(57問前後で得点範囲は200〜800点、問題数と合格ラインは若干変動する様です)

【LPI 102 Linux一般1I】

試験時間:90分
合格ライン:460点前後(63問前後で得点範囲は200〜800点、問題数と合格ラインは若干変動する様です)

受験記

LPI 101 Linux一般1 2001年12月 不合格報告

LPI 101 Linux一般1 2001年12月 合格報告

LPI 102 Linux一般1I 2002年1月 不合格報告

LPI 102 Linux一般1I 2002年5月 合格報告

【LPI 101 Linux一般1 2001年12月 不合格】

2001年12月15日

先日Turbo LinuxのTurbo-CEを受験して比較的楽に合格することが出来ましたので、気をよくして(^^; 次にこのLPI Linux技術者認定試験にチャレンジしてみることにしてみました。LPIはTurbo-CE等と違ってディストリビューションに依存しない試験となっていて、最近徐々に注目を集めてきています。
実は LPI試験にチャレンジする最大のきっかけとなったのは雑誌の「Linux WORLD」の2001年8月号から11月号にかけて、このLPI認定試験のことが特集されていたことでした。

なお試験の対策本や問題集は現時点では日本語のものは無いようですので、仕方なしアマゾンから洋書の「LPI LINUX CERTIFICATION」(出版社はO'REILLY)を購入し、英語の勉強も含めてチャレンジしてみることにしてみました。予定した試験勉強期間は2週間でした。
ただ実機操作しながら50ページほどこなした時点で、このペースでは全部(500ページ以上)読みこなすのに1ヵ月から2ヵ月はかかってしまうことに気づき(^^;、途中から「独習UNIX」とLinux WORLDの特集記事、あとCramSessionのStudy Guideをメインの教材に切り替えて勉強してみました。やっぱり日本語の本は読みやすいですね(^^)
なお最後に「LPI LINUX CERTIFICATION」に載っている問題60問もやってみましたが、正解率が6割ほどと、なんとか合格ラインには手が届きそうな感触があったのですが...

試験ですが、今回はVUEの池袋会場で受けてみました。
試験が開始されると、いきなり問題が始まります。あれ?合格ラインの表示も無かったような...
問題数は全部で57問。問題そのものはせいぜい数行程度のシンプルなものがほとんどで、多くは答を5つの選択肢から選ばせるタイプのものでした。複数選択(選択数の指定は無し)は5問ほどあったでしょうか。
そしてコマンドなどをキーボードから入力させる問題も10問ほどありました。
今回の最大の難関はこれだったかもしれません。コマンドがうろ覚えでも選択肢が出ていればなんとなく選べるものも、フィールドに正確に入力しろと言われると結構悩んでしまい、また某団体名を正確に入力しろといった問題もあったりして、ここで確実に半分は落としてしまったような気がします。
選択問題も普段あまり使わないコマンドの細かいオプションとか聞いてくるものも多く、1時間ほどで一通り解答し終わった時点で自信のある解答は57問中13問だけでした。それから急いでもう一度ざーっと見直しましたが、これ以上考えても分からないものは分からないのだし、少なくとも5割は取れている感触もあり(ただし合格ラインが何点なのかも気にしつつ)、覚悟を決めて終了のボタンを押します。

すると表示されたのは「不合格」の文字でした...
合格ライン490点に対して480点と、あと1問でした。
思い返してみると、最後の最後で修正した答が勘違いしていたことにすぐ気づきました。
あ〜、悔しい!。でもそれにしては点が悪すぎますね。5割も取れていないなんて。
もう少し勉強してからなんとか年内にも再チャレンジしたいところです。

使用した参考書

「独習UNIX」は基本の勉強にはなりますが、これだけでは合格は無理でしょう。
O'REILLYの「LPI LINUX CERTIFICATION」は試験範囲を網羅していて説明もていねいで必要にして十分な内容だと思いました。ただその分ページ数も多く、今回はとても全部はこなせませんでした。
CramSessionのLPIのStudy Guideも役に立ちました。ただしこれも英語です。
Linux WORLD誌のLPI特集記事と下で紹介していますホームページも要チェックです。

受験される方へのアドバイス

先日受けたTurbo-CEと比べるとコマンドなど細かいところを聞いてくる問題が多く、予想していたより難易度が高かったです。Turbo-CEがLinuxとは何ぞや的な試験だったのに比べると、LPIはこの処理をするコマンドをキーボードから入力してね的な内容となり、より細かい知識を要求されます。
また現時点で日本語の参考書や問題集が無いというもちょっと厳しいところです。
ただ合格ラインが低めと言うこともあり、レベル1は普段からLinuxをいじっている方なら、もう一度コマンドを細かくチェックし直すことで十分合格できる内容だと思います。

それと今回は以下のホームページも大変参考になりました。要チェックです。
LPI認定試験対策

【LPI 101 Linux一般1 2001年12月 合格】

2001年12月27日

最初は前回受験の1週間後に試験を申し込んであったのですが、仕事が忙しくて勉強が全く出来なかった為、もう少し遅らせて年末ぎりぎりに受験することにしてみました。

前回の不合格で、やっぱり一冊参考書をきっちりやらないと厳しいと言うのがよく分かりましたので、今回は新たに参考書としてCORIOLISの「EXAM CRAM LPI 101 General Linux I」をアマゾンから購入し、これをメインの教材に頑張ってみることにしてみました。ちなみにこのEXAM CRAMシリーズは国内ではいわゆる赤本として知られているもので、前回ちょっとやりかけたO'REILLYの「LPI LINUX CERTIFICATION」に比べてポイントが整理されていてかつ練習問題も豊富で、試験勉強として使うには私にはとても読みやすかったです。(技術的な解説はおそらくO'REILLY本の方が充実しているのですが、練習問題が少ないのが残念)
たださすがに英語と言うことで読むのに時間がかかり、一通り読んでもう一度ポイントをチェックし終えたのが試験開始30分前のこと(^^;。もう一度読み直そうと思っていた他の資料には全く手が出ませんでした。
最後の力試しにEXAM CRAMの最後に載っていたSample Test問題を40問ほど解いてみたのですが、正解率は7割程度とまあなんとか合格ラインは突破出来るかもと言う手応えを感じつつ、試験会場に入ります。

試験が始まって、問題数を見ると今回は全部で56問とありました。合格ラインは表示されず。
前回と同じ問題もかなりあったように思いますが、EXAM CRAMに載っていなかった部分はやっぱり分からずで(^^;、前回よりは多少少な目とはいうものの見直しのチェックを付ける問題が続きます。キーボードから入力させる問題や複数選択問題の比率は前回とほぼ同じくらいだったと思います。
45分ほどで一通り答え終わり、その時点で見直しのチェックのついた問題が33問。ただそのうち10問ほどは、自分としては確率8割で多分あっているだろうというもので、残りの時間をたっぷりと使ってじっくりと見直していきます。仮に自信の無い23問が全部ダメだったとしても他が正解出来ていれば6割は取れるはずと、少なくも合格ラインは越えているはずと信じて終了のボタンを押します。

520点。合格ラインの490点はなんとか超えることが出来たものの思った以上に低い点数で、合格してホッとした気持ちと裏腹に若干の敗北感もあったのは事実です(^^;
点数が悪いのは多分、引っかけ問題にうまく引っかかってしまっているのと、逆に考えすぎてしまった問題と、あと根本的に参考書とかにも載ってなくて全く分からない問題と、その辺でじわじわと点を減らしているんだろうなと感じます。

さて次は102 Linux一般2を来月中には受験したいと思っています。

使用した参考書

EXAM CRAM本は試験対策としてはお薦め出来ます。問題数も豊富で(全部で170問あり)ポイントも整理されています。ただその分説明がシンプルになっていて、ちょっと説明が不足気味のコマンドもあるのは事実ですが、でもきっちりとやれば載っていない問題を落としたとしても十分合格ラインには達することが出来るでしょう。
そのうち日本語版も出るかな?

受験される方へのアドバイス

101試験はとにかく覚えなくてはいけないコマンドがたくさんあり、しかもそれぞれにいくつもののオプションがあってかつ大文字と小文字で機能が違ったりと、覚えなくてはいけないことが多い試験とも言えるかもしれません。
さすがに本だけ読んでいても多分全部を覚えることは出来ないと思いますので、参考書を片手に出来るだけ実機操作で感触を身につけることだと思います。
あとは 前回書いた内容通りです。

【LPI 102 Linux一般II 2002年1月 不合格】

2002年1月21日

これが2002年に入って最初に受ける試験になります。
当初は1月に入ったら出来るだけ早めに受けたいと思っていたのですが、正月はちょっとくつろぎすぎて勉強する気になれず(^^;、正月明けからは仕事が忙しくなってほとんど勉強する時間が取れず、結局予定を2回延ばして1月21日の今日、勉強不足なのは認識しつつ覚悟を決めて受けてきました。

試験勉強ですが、今回もCORIOLISの「EXAM CRAM General Linux II」(洋書)をメインの教材に勉強してみました。当初の予定ではこれをやった後、O'REILLYの「LPI LINUX CERTIFICATION」の問題もやってみるつもりでしたが、仕事が忙しくてEXAM CRAMの勉強が全くはかどらず、前々日の19日までにこなせたのは3分の2だけでした。前日の20日(日曜日)も昼間は用事があったため勉強を開始出来たのは夕方6時からで、それでも夜の3時までかかって最後まで読み、試験日の朝起きてから試験開始までもう一度チェックしたところに目を通してみました。
EXAM CRAMの各章末の問題は8割ほど正解出来、合格ラインが多分5割前後なのでなんとか合格ラインに引っかかって欲しいと願いつつ、試験を開始します。

試験は90分で63問。合格ラインの表示はありませんでした。
最初にネットワーク系の答を一つだけ選ばせる問題が続き、101と比べるとちょっとやさしめかなと思い始めたのですが、徐々に自分にとっては難しい問題が次から次へと出てくるようになり、50分ほどで一通り最後まで解き終えた段階で自信のある答え(見直しのチェックの付いていないもの)はなんと15問ほどしかないという有様でした。
特にXやNetwork Service関連の問題にEXAM CRAMには出ていない事を問う問題が多く、正直まいったなあという感じでした。
ちなみに複数選択問題は5問、キーボードから入力させる問題は5問だけでした。
残り時間じっくりと見直しをし、自信がないものも選択肢を2つまでは絞り込めているものが多いので、確率的には5割くらいは取れているのではと僅かな望みを胸に終了のボタンを押します。

が、結果は合格ライン460点に対して430点で不合格。
合格ラインからみればもう一歩と言うところですが、得点が200点から800点なので正解率はなんと38%...
勉強不足なのは分かっていましたが予想以上の悪い点に 悔しいと言うよりはなさけなくなりました(^^;
もう一度本腰入れて勉強しなおしです。

使用した参考書

EXAM CRAM本は分かりやすい点は評価出来ますが、102に関してはXやNetwork Service関連がちょっと不足気味で、出題範囲でカバー出来ていないところがかなりあるように感じました。
ちなみに今月下旬にオライリー本の日本語版が出版されるという事ですので、そちらも入手して次回受験に備えたいと思います。

受験される方へのアドバイス

101に比べると覚えなくてはいけないコマンドは減り、またネットワークでは一般的な知識で対応出来るものもありますので、そういう意味では101よりは取っつきやすい試験なのかもしれませんが、私自身は勉強不足もあって大敗を喫してしまいました。思った以上に手強かったというのが本音です。
ただもうすぐオライリー本が日本語化されるとの事なので、これから受験を目指される方にはこれで勉強はしやすくなるのではないでしょうか。

【LPI 102 Linux一般II 2002年5月 合格】

2002年5月11日

久しぶりにLPIの試験を受けてきました。
本当はもっと早く102のリベンジをしたかったのですが、他の試験の日程もあったりしてずいぶんと間隔があいてしまいました。おかげで前回勉強したことをずいぶんと忘れかけていまして、一からの勉強のやり直しと言っても良い状況でした。
ただその間に日本語の参考書もいくつか出てきてくれたこともあって、その点は正直とても心強かったです。
なお当初、 勉強期間としては3週間とってあったのですが、その間にゴールデンウイークもあったりしてすっかり気が抜けてしまい(^^;、実質的に本格的に勉強を開始したのは試験の1週間前からでした。
ただタイミング的に仕事絡みでRed Hat Linux 7.2でPostgreSQLの勉強を始めた時期であった事もあり、ちょうどよい勉強になった事は確かでした。

今回用意した参考書はオライリー・ジャパンの「LPI LINUX認定試験クイックリファレンス」と技術評論社の「標準合格テキスト LPI Linux認定試験 (レベル1 101/102試験対応)」の2冊。いずれも今年になって発売されたもので、やっぱり日本語で勉強出来るというのは勉強のスピードがずいぶんと違うなと言うことをしみじみ感じましたね。
勉強ですが、まずオライリーの 「LPI LINUX認定試験クイックリファレンス」の102テストの部分を、実機操作しながら一通りやってみました。続いて技術評論社の「標準合格テキスト LPI Linux認定試験」に取りかかりましたが、こちらは要点がコンパクトに整理されていて例題も多く、試験対策としては最適な教材だと感じました。
そして自分なりに前回よりは少なくとも理解度が上がっているという手応えを感じつつ、試験会場に向かいます。

さて試験ですが、前回同様63問の90分と表示されていきなりスタートします。
前回と同じ問題も半分ほどあったかもしれません。また複数選択問題(選択数指定無し)とキーボードから入力される問題も各4〜5問ありました。
前回よりは自信を持って答えることの出来た問題が増えたものの、ただ今回もやはり勉強した本に載っていなかった事を問われる問題もいくつもあったりして、次第に見直しのチェック付きの問題が増えてゆき、約1時間で最後の問題まで答え終わった時点でチェック付きの問題は40問ほどありました(^^;。
ただそのうち10問ほどは多分大丈夫だろうというもので、とりあえずもう一度見直してチェックを20問ほどに減らした時点で、残りが全部ダメだったとしても合格ラインは突破出来るはずと覚悟を決めて終了のボタンを押します。

510点。なんとかやっとPassする事が出来ました。(合格ラインは460点で、得点範囲は200〜800点)
それにしてももう少し点が取れているのではと思っていましたので、うれしさ半分、若干の敗北感もあったのは事実です(^^;。

使用した参考書

オライリーのクイックリファレンスですが、説明が詳しいのでLinuxの勉強という意味でもお勧め出来ます。ただしその分試験勉強として見るとポイントがぼけてしまいがちなのと、あと例題が少ないのが残念です。
技術評論社の「標準合格テキスト」ですが、試験対策にポイントが絞られている事もあって、要点がコンパクトに整理されていて、何より例題が豊富で、試験対策としては最適な1冊だと思いました。
とりあえず上記2冊を実機操作しながらきっちりこなせば十分合格ラインに到達出来ると思います。

受験される方へのアドバイス

101ほどでは無いにせよ102でも覚えなくてはいけないことが山ほどあって、日頃Linuxを本格的に使っているとは言えない私にとっては、なかなか厳しいものがありました。
やはりこれだけ覚えなくてはいけないことが多いと暗記はしきれず、やはり実際に実機操作で体で覚えなくてはいけないなとつくづく感じました。