ようこそ、あなたは 人目のお客様です。( Since 1999/2/2)
本日のアクセス数: 昨日のアクセス数:

トップページ

情報室
IT資格情報
所有資格
実験室&作品展示室
談話室
遊戯室
趣味の部屋
購読雑誌紹介
プロフィール
雑記帳
気ままにブログ

業務紹介
 ・会社案内
 ・業務内容
 ・サポート料金表
 ・使用機器
 ・主な業績

メ−ル送信
備考
ページ毎アクセス集計
サイトマップ

シスコ技術者認定試験

資格概要

シスコシステムズ社が実施していますネットワ−ク技術者の為の認定試験。
資格はルーティング&スイッチングとWANスイッチングという2つのトラックに別れていて、それぞれにNetwork Supprt(CCNA、CCNP、CCIE)とNetwork Design(CCDA、CCDP)の資格が用意されている。

ホームページ

http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/catalog/ccp/

対象ユーザ層

シスコシステムズ社のLAN/WAN製品を使ってネットワ−ク構築や管理をされているネットワ−ク技術者。
なおCCNA試験はネットワ−ク構築・管理の入門的な試験ですので、本格的にLAN/WAN構築・管理の勉強をされたい方はぜひチャレンジしてみては。

試験について

試験はシルバン・プロメトリック社試験センターにて実施されており、試験方法はMCP等とほとんど同じです。 パソコンを使った試験となっていて、終了時に直ちに結果が表示されます。

【CCNA】

試験時間:90分
合格ライン:68%(70問)

【DCN-Designing Cisco Networks】

試験時間:120分
合格ライン:761(点数は300〜1000の範囲、85問)

【640-503 Routing 2.0】

試験時間:75分
合格ライン:690(点数は300〜1000の範囲、61問)

受験記

CCNA 2000年3月 合格報告

DCN 2000年4月 合格報告

640-503 Routing 2.0 2001年8月 合格報告

【CCNA 2000年3月 合格】

2000年3月17日取得

この試験を受けるきっかけは、中規模〜大規模のLAN/WANについて本格的に勉強をしてみたかったのと、名前だけはよく聞く(^^; シスコのル−タってどんなものかを知りたいというものでした。もう一つ、最近シスコ技術者認定の人気がかなり高いと言うこともありました。

もちろん私は今までシスコのル−タやスイッチなどいじったこともなく、また実際の操作が出来る環境も無いため、 試験勉強を始めるまでは相当な不安がありました。
で、試験勉強ですが、評判の高い日経BP社の「Cisco CCNA認定ガイド」一冊に絞って集中的に行いました。この本、ネットワ−クの基本からシスコル−タの設定や管理まで丁寧に説明がされていて、やはり結果的にもベストな選択だったように思います。

試験ですが、いつものお茶の水会場で受けました。
試験を始める前は、今回は80%(合格ラインは68%)を目標にと思っていたのですが、試験を始めてそうそう、出題される問題が自分にとっては結構難しめで答えに自信のあるものが3分の1位しかなく、徐々にこれはやばいという雰囲気に。やはり実機操作経験が無い分、設定等の理解度が低かったようです。長文問題は無いものの答えに迷うものが多くて、見直しを半分位したところで時間切れとなってしまいました。
この時点で、65%位で惜しくも不合格を覚悟いたしましたが、結果が表示されるとなんと74%で無事合格。ともかく良かったです(^^)
なおセクション別の成績は以下。
 Introduction to Cisco Router Configuration 73%
 Advanced Cisco Router Configuration 66%
 Cisco LAN Switch Configuration 100%

使用した参考書

評判通り、CCNA対策にはこの1冊が最適です。各章の終わりの問題も豊富です。
リックテレコムの「CCNA攻略ハンドブック」 も購入してあったのですが、内容が少ないこともあって、今回は使いませんでした。
参考までに、英語版の問題集としてはCICPrePBosonが見つかりました。

受験される方へのアドバイス

実機経験が無くとも、がんばればそれなりに合格出来ますが、やはり実機操作できる環境があればモアベタ−。
ちなみにCCNA対応のル−タシミュレ−タというものもあるようです。ちょっと高いですが。
 http://www.routersim.com/

【DCN-Designing Cisco Networks 2000年4月 合格】

2000年4月26日取得

CCNAを取得して以来、もっと本格的にLAN/WANの勉強をしてみたいと思うようになり、このDCNを次のタ−ゲットに考えるようになりました。
もっともシスコ技術者認定試験では、現在日本語で試験が行われているのはCCNAとこのDCNの2科目しかなくて、選択肢もあまり無かったということもありますが(^^;

CCDAはこのDCNの試験1科目合格すれば取得できます。

ただCCNAと違って日本語の参考書もほとんど無いし、また試験に関する情報もあまり無いということで、まず情報収集で苦労させられました。
正式にDCN対策として日本語で勉強出来るのはCiscoが出しているCD-ROM自習ソフト「DCN-J」のみ。英語の書籍ではいくつかCCDA対策本が発売されていますが、さすがに丸ごと1冊英語と格闘する気にはなれず、多いに悩んだものの仕方なし約$400の「DCN-J」をCisco.comにて注文しました。
注文して3日後にもう届いてしまったのは、ちょっとびっくりさせられましたが。

試験勉強に使ったのはこの「DCN-J」ともう一つ、ソフトバンクから発売されている「トップダウンネットワ−クデザイン」という書籍です。これ、直接はDCN対策とはうたっていませんが、内容的に「DCN-J」の85%はカバ−しているような気がします。 両方ともやってみて、かなり内容が重複しているのを感じました。「DCN-J」と比べケ−ススタディが物足りないですが、でも後でも述べますが「DCN-J」のケ−ススタディをやったから試験が楽になるということでも無いような感じがありまして(^^;、要は勉強の仕方次第ですがとりあえず「トップダウンネットワ−クデザイン」だけでも、しっかりやれば合格ラインに到達する事が出来ると思いました。
「DCN-J」のメリットは丸ごと試験に対応した内容である事、あと学習と同時にケ−ススタディでも学べる事、それと試験問題がケ−ススタディ以外に全部で50問ほど付いていることでしょうか。(ただしここに出てくる問題を実際の試験でも出してくれるわけではないです)

さて勉強ですが、まず最初に「トップダウンネットワ−クデザイン」を眠くなりながらも2回読み、続いて「DCN-J」も2回やってみました。ただ「DCN-J」中のケ−ススタディは答えを選択する形でなく文章を書かせるスタイルとなっていて、正直言いまして多くの場合、ちょっと悩んでから答えをすぐ見てしまっていました(^^;

なにはともあれ自分では少しは手ごたえを感じつつ、試験会場に向ったのですが...

試験は761点が合格ラインですが、点数が300点から1000点の範囲となっていて、実質的な合格ラインは65.9%となります。また問題は後戻り出来ません。
問題数は2時間で85問と言う事で、考えさせられる問題が多ければタイムアウトだなあと思いながらスタ−トしました。
いきなり1問目からケ−ススタディ問題。問題も意味不明気味で、図を書いて悩んでいるうちにすでに20分が経過。数問後に2番目のケ−ススタディ問題が出てきて、これを理解するのにも時間がかかり、なんと1時間が経過した時点でまだ17問目までしか来ていないという事で、かなり焦り始めました。問題も、1番目のケ−ススタディに関する問題、2番目のケ−ススタディに関する問題、単独の問題がばらばらと出てきて、頭の中も混乱する事この上なかったです。せめて同じケ−ススタディに関する問題は続けて出して欲しかった!

さらに、問題も質問文が意味不明だったり、また選択肢があいまいで選択に悩むものも多く、1時間半が経過してやっと50問に到達したあたりで、今回は落ちたかもという思いを強く持ちました。
その後悩みそうな問題は勘だけで解答してペ−スを上げ、なんとか時間切れ寸前に85問まで到達することが出来ました。
ちなみに85問の内訳ですが、 2つのケ−ススタディに関連した問題が全体の7割ほど、単独の問題が残り3割位だったでしょうか。
解答に自信を持てたのは1/4ほど。もちろん不合格を覚悟していました。

が、画面にCongratulations!の文字が。
なんと合格していました(^^)
点数は785点とぎりぎりでしたが(^^;

使用した参考書

現在DCN用の日本語教材としては、Ciscoから発売されているCD-ROM自習教材「DCN-J」のみです。
でも 「トップダウンネットワ−クデザイン」もほぼ同じ範囲をカバ−していますので、これを1冊きっちりやれば合格ラインに達する事が出来ると思います。
なお英語版の問題集(ソフト)はBosonから出ています。ケ−ススタディ対策にはこのBoson問題集か、英語の対策本が有効みたいです。

受験される方へのアドバイス

試験は2つのケ−ススタディに関連する問題が7割ほどとなっていて、ケ−ススタディの理解度が成績を左右すると言っても良いでしょう。内容的にはそんなに難しいものではないので、あせらずに!
適切な図を書きながらやれば、いちいち後で問題の文章を読み直す手間が省けます。
あと日本語が意味不明気味のものが目立ちますので、覚悟して行って下さい(^^;
もう一つ付け加えますと、いくつかの問題は解答が選択式でなくキ−ボ−ドで入力させるタイプでした。

【640-503 Routing 2.0 2001年8月 合格】

2001年8月4日取得

昨年にCCNA/CCDAを取って以来シスコの試験からは遠ざかっていたのですが、そろそろ次の目標であるCCNP/CCDPに向けて一歩づつ歩き始めたいと思います(^^)
そのきっかけはと言うと、賛否両論あるかとは思いますが今年になってやっとCCNP試験用の参考書や問題集で日本語のものが出てきたというのが大きいです。
640-503試験ですが、7月になって翔泳社から「Cisco教科書 CCNP Routing」がやっと出版されましたので、それでさっそく受験を決めました。試験勉強に使ったのはこれ以外に問題集としてiStudy for Cisco CCNP Routing版です。
勉強期間は1週間(^^;。今になって反省していますが、日本語の対策本と問題集があるのだからと、正直甘く見ていました(^^;
「Cisco教科書 CCNP Routing」を2回読み、次にiStudyをやってみたところ7割程度の正解率で、これならなんとかなりそうかもと期待しつつ試験に向かいました。

試験は75分で61問。ただし試験の前にアンケートが十数問あります。
また合格ラインは690点ですが、点数が300〜1000点の範囲と言うことで、実質的には48%あたりが合格ラインとなります。
さて試験を開始して最初の問題にとりかかるも、ちょっと難しめだったので後で見直そうとチェックをつけようとしたのですが、なぜかチェックボックスが見あたらない。あれ?おかしいなと戻るボタンを押そうとすると戻るボタンも見つからない...
そう、始めてから初めて気が付いたのですが、この試験は後戻り出来ない試験でした。
まあ問題数と試験時間を考えると後で見直す時間もあまり無いだろうから1問1問をしっかりやっていこうと自分に言い聞かせ、問題を進めていきます。
ただ正直言って、予想していたより全体的にちょっと難しめでした。 Cisco教科書とiStudyのカバー率は8割程度と言った感じでしょうか。全体的にまだまだ知識不足だったなあと感じさせられました。
問題ですが、複数選択で選択数未指定の問題はあまりありませんでした。CCNAの様なコマンドを直接入力させるタイプの問題もありませんでした。ただ適切なコマンドをコマンドリスト一覧から選ばせる問題が6、7問あり、その一覧にコマンドが100以上ずらっと並んでいて結構紛らわしいのが多く、悩ませられました。多分実機操作で慣れていれば何でも無いのでしょうが...

試験終了1分前にやっと最後の問題を解答し終わり、終了のボタンを押します。自信のあるのは3分の1ほどで、ボーダーライン上にいるなというのはしみじみ感じていました(^^;
結果は713点。
今回もぎりぎりでしたがなんとか合格することが出来ました。

さて次ですが、今年中には640-504 Switching、640-505 Remote Accessにチャレンジしたいなあと思っています。

使用した参考書

Cisco教科書ですが、試験範囲を一通りはカバーしていますが、ちょっと全体的に知識が不足気味のような感じがします。例えばNBMAについてはこの本にはほとんど説明がありませんが、実際に試験ではいくつか出題されました。他の参考書も併用されることをお勧めします。
インプレスの「Ciscoルータ IPルーティング Black Book」が良いらしいという話を聞きました。

iStudyも試験慣れする意味では重宝しますが、思った以上に類似問題は少なかったです(^^;
なお今回はiStudyがあったので使いませんでしたが、Bosonの英語版の問題集を使われている方も多いようです。

受験される方へのアドバイス

予想していたより難しい内容でしたが(^^;、ただ実質的な合格ラインが低いですので、そう言う意味では難易度の高い試験と言う事ではないのかもしれません。 翔泳社の「Cisco教科書 CCNP Routing」だけでも、合格ラインに到達出来るかも知れませんが、確かにちょっと不足気味の部分もありますので、そこは他の参考書でフォローし、あとはコマンドについても試験範囲は出来るだけきっちりと覚えていって下さい。
なお試験は後戻り出来ませんので、焦らずミスが無いように。