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アップル技術者認定資格

資格概要

アップルが実施する技術者認定資格試験で、アップルのテクノロジーやソリューションに関する専門的知識やスキルを備えていることを証明するものとなっている。資格のグレードによりアップル認定ヘルプデスクスペシャリスト(ACHDS)、アップル認定テクニカルコーディネータ(ACTC)、アップル認定システムアドミニストレータ(ACSA)等が用意されている。

ホームページ

http://train.apple.co.jp/certification/

対象ユーザ層

Macintoshを業務で管理されている方、あるいはMacintoshを使った業務システムの構築をされている方。

試験について

試験はプロメトリックの試験センターにて実施されている。試験方法はパソコンを使った試験となっていて、終了時に直ちに結果が表示される。

【9L0-401 Mac OS X Support Essentials v10.4】

試験時間:120分
合格ライン:62%(82問、ただし最初の8問はアンケートで採点対象外)

【9L0-507 Mac OS X Server Essentials v10.4】

試験時間:120分
合格ライン:65%(65問、ただし最初の8問はアンケートで採点対象外)

受験記

9L0-401 Mac OS X Support Essentials v10.4 2005年11月 合格

9L0-507 Mac OS X Server Essentials v10.4 2006年2月 合格

【9L0-401 Mac OS X Support Essentials v10.4 2005年11月 合格】

2005年11月9日

アップルが行っている試験としては、以前にMacユーザ検定という試験があったのですが、いつの間にか消滅してしまい寂しく思っていました。ところが2005年2月よりこのアップル技術者認定資格が開始され、それ以来ぜひいつか受けたいと思っていたのですが、今回やっと念願叶って受験することが出来ました(^^)。
ちなみにアップル技術者認定資格には、アップル認定ヘルプデスクスペシャリスト(ACHDS)、アップル認定テクニカルコーディネータ(ACTC)、アップル認定システムアドミニストレータ(ACSA)の3種類があり、それぞれ必要な受験科目が設定されています。一番ベーシックなアップル認定ヘルプデスクスペシャリストは、現時点では今回の「9L0-401 Mac OS X Support Essentials v10.4」試験に合格することで認定されます。

今回受験するきっかけとなったのは、10月になってやっとこの試験対応の対策本、技術評論社「アップル認定ヘルプデスクスペシャリスト(ACHDS)ガイドブック」が発売されたことでした。さすがに対応する有料のトレーニングコースへの参加は金額的に困難なため(^^;、対策本の発売を待っていたのでした。早速購入し、試験もすぐに申し込みました。
今回の勉強用に自分が普段使っているMacもOSを10.3から10.4にアップグレードし、試験日の2週間前から勉強を開始したのですが、このところ仕事が何かと忙しく、正直勉強がなかなかはかどりませんでした。それでも試験日までに実機操作しながらガイドブックを2回読み、試験日の朝はガイドブックのチェックした部分だけ見直して試験に挑みました。
ちなみに各章末の問題ですが、1回目に読んだ時点で82%の正解率(全198問)ということで、この段階でほぼ合格出来るという手応えを感じることが出来ました。(ガイドブックには合格ラインが62%と載っていたため)

試験は2時間で82問です。ただし最初の8問は試験とは無関係なアンケートとなっています。アンケートも2時間の試験時間に含まれますが、時間的には多分余裕があるはずです。
実際の試験の問題ですが、ガイドブックに載っている問題と同じくらいの難易度の問題が多かったです。ガイドブックよりもうちょっと突っ込んだことを問われる問題もありましたが、ガイドブックをきっちりとやっておけば7〜8割は取れると感じました。ガイドブックに載っている問題と似た問題も2割位はあったような気がします。
基本的に知っているか知っていないかの問題がほとんどですので、開始して1時間で最後の問題まで解答し終わり、それから見直しのチェックをした18問をもう一度じっくりと見直します。そして見直しのチェックを9問まで減らし、いずれも2択までは追い込めているはずなので多分90%は取れているはずと思い、時間を40分ほど残して終了のボタンをクリックします。
そして表示された結果は、合格点62%に対して92%で合格でした(^^)。

高得点の要因ですが、基本的に難しい試験ではないと言うことと(試験のレベル的にはMCAやA+と同じくらいか)、ガイドブックがポイントを押さえていて効果的だったこと、また自分も普段から仕事でOS Xのサポートをしていること、そして以前にLinuxの試験を受けていてその知識が役立ったこと(Mac OS XはBSDがベースでLinuxと同じUNIX系)などがあると思います。
また受けてみて、この試験は合格ラインは62%となっていますが、一般ユーザならそれでも良いのでしょうが、プロとしては最低80%の正解率はないとまずいかなとも感じました(^^;。

さて次はアップル認定テクニカルコーディネータ(ACTC)に行きたいところですが、こちらも対策本待ちになりそうです(^^;。

使用した参考書

試験対策としては現時点では上記ガイドブックしか無いようですが、この本は試験のポイントを押さえていてお勧めです。カバー率は9割という感じです。
章末の練習問題も全部で198問と多く、実際の試験の練習にも最適です。問題のレベルも実際の試験に近いです。
これ1冊をきっちりとこなせば合格ラインは間違いなく超えられるでしょう。
ただしMac(OS X 10.4)を基本的に使いこなしている人を対象にした内容となっています。

受験される方へのアドバイス

決して難しい試験ではありません。位置付け的にもアップル技術者認定資格の中ではエントリークラスですし、Macを使いこなしている人なら上記ガイドブックをきっちりこなすことで間違いなく合格ラインに到達できるはずです。
逆にMacのプロならばぜひ100%の得点を目指して挑戦してみてください(^^)。

【9L0-507 Mac OS X Server Essentials v10.4 2006年2月 合格】

2006年2月6日

2005年暮れになってこの科目用の対策本が発売されたことから、早速本を入手し、試験を受けてみることにしてみました。ちなみに先の「9L0-401 Mac OS X Support Essentials v10.4」とこの「9L0-507 Mac OS X Server Essentials v10.4」の両方の試験に合格することで、アップル認定テクニカルコーディネータ(ACTC)に認定されます。
なお対策本ですが、ボーンデジタル「Appleトレーニングシリーズ システム管理者のためのMac OS X Server Essentials」という本で、値段はなんと10500円!。ま、ニーズを考えると致し方ないのかもしれません。この本ですが、純粋な試験対策本というよりはアップルの公式トレーニングコースのための教本の様な位置づけとなっていて、実際のOS X Serverで設定を指示に従って学習するという内容になっています。なお各章末に簡単な復習問題は用意されていますが、あくまで学習内容の確認用のもので試験対策用ではありません。ただ学習した内容の確認用には十分役立つとは思います。
実際の試験問題対策は、アップルのサイトで公開されているスキルアセスメントガイドを見ながら、出題される問題を想定しつつ「システム管理者のためのMac OS X Server Essentials」を読んで操作するという形にすると効率的かと思います。出来たらOS X Server v10.4を実際に操作するのが一番良いのでしょうが、さすがに私の手元にはServerは無いため、仕方なし操作の部分は出来るだけ暗記するようにしてみました。ただ、やはり実際に操作していないと覚えきれるものではないと言うことも感じました(^^;。
なおサーバ管理やワークグループマネージャ等のツールはアップルのダウンロードコーナーからダウンロードして、ServerではないOS X 10.4にもインストールすることは可能です。 でも管理対象のOS X Serverが無いと実質的に設定等は何も出来ません。

さてこの本で勉強を開始したのが試験の約2週間前からでした。一通りじっくりと読み、再度重要個所にチェックを付けながら読み、試験当日は試験開始時間までチェックを付けた重要個所だけ見直してみました。試験のレベルが分からないのが不安でしたが、合格ラインが65%と低いこと、また先に受けた「Mac OS X Support Essentials v10.4」で高得点が取れていたことから何とかなるだろうと甘く見ていたのですが、実際に試験が始まってしばらくすると徐々にこれはやばいかもという雰囲気が強くなっていったのでした(^^;。
試験は120分で問題は65問。ただし最初の8問はアンケートで採点対象外と表示されます。合格ラインは最初には表示がされなかった気がします。
問題自身は考えさせる問題はなく知っているかどうかを問う問題ばかりでした。ただ結構知識のあいまいなところを突かれる問題が多く、見直しのチェック付きの問題が半分以上ありました。アンケートを含め1時間で最後の問題まで解答し終わり、再度チェック付きの問題を見直していきます。チェック付きの問題は57問中32問もありました(^^;。再度見直してチェック付きの問題を19問に減らした段階で、これ以上は分からないものは分からないと、ボーダーラインぎりぎりにいることをひしひしと感じつつ、 30分以上残して終了ボタンを押します。
そして表示された結果は合格ライン65%に対して67%と、なんとかぎりぎりで合格することが出来ました。

問題ですが、問われていることはそれほど難しいことではありませんでした。ただ理解度がいまいちだったオープンディレクトリで大分問題を落としてしまいましたし、またこういう設定をするのにどこで設定するのか等の操作系の問題に関しては、実際に操作をしていない為に知識があいまいとなってしまった弱点が出てしまったと感じます。仕様等でも覚えるべきはきちっと暗記することも必要かなと感じました。
まあそうは言っても合格出来たと言うことで、とりあえずOS X Server Tigerで何が出来るのかの良い勉強にはなりました。

使用した参考書

試験対策としては現時点では上記トレーニング本しか無いようです。この本はアップルの公式トレーニングコースのための教本の様な位置づけとなっていて、純粋な試験対策本という訳ではありません。試験に対応した模擬問題も付いていません。ただ試験の範囲を一通り押さえる為の参考書としては十分使えると思います。試験範囲のカバー率としてはほぼ100%に近いと言えると思います。ただしこれに載っていることは操作方法を含め出来るだけ覚えるようにした方が良いでしょう。(ただ問題が無いので、知識の定着が出来ないのが欠点です)
なお本の最後のAppendixの章は、少なくもBとCについては試験対策としては不要です。

受験される方へのアドバイス

思ったより難しかったというのが正直な感想です。実際にOS X Serverを操作していないため、操作系の知識の部分であいまいな部分があったこともありますし、きちんと覚えるべきをしっかり暗記していなかったことも反省材料でした。
でも問題自体は決して難解なものではありません。きっちりと勉強すればそれに比例して点数も伸びるはずです。