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[2006/10/23] アウトドアギア:シュラフ

アウトドアギアシリーズの3回目はシュラフについてです。
テントに泊まるときに、無くてはならぬものにシュラフ(寝袋)があります。シュラフは大きく分けて、用途的にオートキャンプ用なのか(封筒型が多い)、登山用なのか(マミー型が多い)、また使われている素材で羽毛または化繊があります。
また使用されている中綿量(羽毛量)によって適応温度範囲が異なりますので、使用目的に応じて適したものを選ぶことが必要です。そのシュラフを使うのは夏場だけなのか、秋まで使うのか、あるいは冬山でも使うのかによって、それに適したシュラフが変わってきます。

化繊のシュラフは比較的安価で購入できるのが魅力です。それに比べると羽毛のシュラフはかなり高くなります。
オートキャンプ用のシュラフは、一般的にコンパクトさは要求されないので化繊綿を使用したものがほとんどです。また形状的には足下が広くゆったり寝ることの出来る封筒型が主流です。
登山用のシュラフは、ザックに入れて持ち運ぶ関係上、コンパクトで軽量であることが要求され、形状は保温性が高いマミー型が一般的です。

羽毛のシュラフの最大の特徴は、同じ保温力なら化繊と比べて軽く、収納したときの容積も圧倒的に小さいことです。逆に羽毛のシュラフの最大の欠点は、濡れてしまったときにはぺちゃんこになって、ほとんど保温力がなくなってしまうことです。
参考までに羽毛シュラフを濡らしてしまったケースを2つほど紹介します(^^;。
登山の縦走時、雨に何日か降られたのですが、どうやら昼間歩いているときに雨がザックの中にかなり染み込んだようで、一番底に入れていた羽毛のシュラフがかなり濡れてしまったのです。仕方なし、まずシュラフを手でぎゅっと絞って水を絞った上で、ガスランタンの上に少しずつかざして、ガスランタンの熱で残った水分をじっくりと時間をかけて乾かしたのでした。そのとき以来、シュラフは縦走時はシュラフカバーに入れたままたたんだり、あるいは防水性のある袋に入れてザックに入れるようにしています。
もう一つのシュラフ浸水事件は夏のオートキャンプ時でした。夜、寝るときにどうやらテント内にビールを持ち込んだらしく、全部飲まないうちに寝込んでしまい、朝背中が冷たくて目が覚めました(^^;。
その点、化繊のシュラフは濡れてもぺちゃんこにならずにそれなりの保温力があります。ただその分収納したときにあまり小さくならず、また重さもあります。

個人的には登山やカヌーなど、荷物の容量に制限のある場合は、防水対策をした上で羽毛シュラフの方を持って行きます。ただしカヌーは荷物を水没させてしまう危険性も高く、きちんとした防水袋に入れておくことは重要です。
オートキャンプで車に荷物がたっぷりと積める場合は、オートキャンプ用の大きめの化繊の封筒型シュラフを使うこともありますが、車に大量の荷物を積んでいるときなどはコンパクトな羽毛シュラフにすることもあります。

なお登山の場合、雨天時の浸水やテントの内側の濡れ等に備えてシュラフカバーもあると便利です。また厚手のものはシュラフの保温力強化もかねて使うことも出来ます。ただオートキャンプではシュラフカバーはたぶん必要ないと思います。

では今までに買った自分用のシュラフをほぼ買った順に紹介してみたいと思います。

(1)1985年頃?:アルペンのスリーシーズン封筒型化繊シュラフ
最初にキャンプをしようと思って買ったのがこれでした。主に夏を中心としたオートキャンプで使いましたが、安かった割には快適に使えました。ま、夏場のオートキャンプ用ならどのシュラフでもそれほど問題はないと思います。
ただ秋のキャンプでちょっと冷え込んだときがあって寒く感じ、それで次の(2)のシュラフを買ったのでした。

(2)1987年頃:今は無き池袋SRCで買ったSRCオリジナルのオールシーズン封筒型化繊シュラフ
とにかく秋でも暖かく寝られるものを思い、買ってみたのがこれです。封筒型のオールシーズン使用可能なシュラフで、寒いときは重宝しました。ただしその分かさばるのが難点です。やはり寒いときに使うシュラフは、コンパクトで保温性の高いマミー型の方がいいと思います。
このシュラフですが、最近は家族でキャンプするときの子供達の敷き布団に活用しています。

(3)1987年頃:ICIの登山用スリーシーズン羽毛シュラフ
登山を始めて山でもキャンプしたいと思い、コンパクトで軽量なシュラフが欲しくて買ったのがこれです。そして今も私のメインのシュラフとなっています。製品名は忘れてしまったのですが、多分今のパイネコンパクトライトと同じような仕様だと思われます。適用は多分0度くらいまで。無積雪期の登山までこれを使っています。ただし10月の高山でこれを使う時はちょっと寒く感じます。そんな時はこれにプラス、モンベルの裏地に起毛地が使用された単体でも使用可能なスリーピングバッグカバーを併用しています。

(4)1988年頃:ICIの登山用オールシーズン羽毛シュラフ
冬山にも登りたくなり、買ったのがこのオールシーズン対応の冬山でも使える羽毛シュラフでした。マイナス20度くらいまで対応できるシュラフで、確かにこれは暖かいのですが、逆に欠点は周りが零度以下でないと寝ていて暑苦しいことです。以前、冬の八ヶ岳でキャンプしていて妙に暖かい時があって、深夜になっても零度前後までしか気温が下がらず、暑くてシュラフのチャックを半分開けて寝ていたことがあります。ただチャックを開けると今度は冷気がどっと入ってきて冷たいし、難しいものです。

(5)1990年頃:ICIの夏用化繊シュラフ(パイネマイクロコンパクト)
夏場のMTBのツーリング用に、とにかくコンパクトなものをと言うことで買ったのが、このシュラフです。カッパよりも容量が小さく、もちろん保温性も高くありませんが、まあ夏場の高原のキャンプにはこれでも大丈夫でした。ただ使えるのが夏場の高原までということで、これを使ったのは過去に数回ほどだと思います(^^;。

(6)2006年:モンベルの登山用スリーシーズン羽毛シュラフ(U.L.アルパインダウンハガー#3)
(3)のシュラフがそろそろ多少へたってきているので、保温力のある新しい羽毛シュラフが欲しいと思って買ったのがこれです。モンベルショップで、収納したサイズのコンパクトさに惹かれて衝動買いしてしまいました。ただし今のところ、実際にこれを使っているのは私の子供です(^^;。
収納サイズですが、φ12.9×26.5cm、635gと、同じ羽毛シュラフの(3)のシュラフの半分ほどの収納サイズです。スペックは快適睡眠温度域は0度〜となっています。ただし使用されている羽毛が270gとちょっと少なめです。保温力は羽毛の量だけでなく質にもよりますので単純な比較は難しいですが、今までの(3)のシュラフと比べても羽毛量は明らかに少ないです。
またもう一つ欠点をあげるとすると、無理矢理小さい収納袋に押し込んでいる感が強く、収納袋に入れるのが一苦労です。もう一回り大きな収納袋を別に付けて欲しかったです。