ようこそ、あなたは 人目のお客様です。( Since 1999/2/2)
本日のアクセス数: 昨日のアクセス数:

トップページ

情報室
IT資格情報
所有資格
実験室&作品展示室
談話室
遊戯室
趣味の部屋
購読雑誌紹介
プロフィール
雑記帳
気ままにブログ

業務紹介
 ・会社案内
 ・業務内容
 ・サポート料金表
 ・使用機器
 ・主な業績

メ−ル送信
備考
ページ毎アクセス集計
サイトマップ

「今月よく聴いたCD Best7」過去分

「今月よく聴いたCD Best7」の2004年分です。

2004年12月

1
CREED 「GREATEST HITS」
2
JAY-Z/LINKIN PARK 「COLLISION COURSE」
3
GAVIN DeGRAW 「CHARIOT」
4
GWEN STEFANI 「LOVE. ANGEL. MUSIC. BABY」
5
KELLY CLARKSON 「BREAKAWAY」
6
JIMMY EAT WORLD 「FUTURES」
7 U2 「HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB」
8 ASHANTI 「CONCRETE ROSE」
9 ROSSO 「DIRTY KARAT」
10
DESTINY'S CHILD 「DESTINY FULFILLED」

12月に一番よく聴いたアルバムです。
今月は国内アーティストではROSSOの最新版を、海外アーティストではジェイ・Z/リンキン・パーク、ギャヴィン・デグロウ、グウェン・ステファニー 、ケリー・クラークソン、ジミー・イート・ワールド、アシャンティの最新版、そしてクリードの最新ベスト盤の計8枚を購入しました。今月も先月同様、枠を10位まで拡大して紹介したいと思います。

今月一番良く聴いたのは、今年になって突然解散してしまったロック・グループ、クリードのベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」でした。メロディアスで重厚なヘヴィー・ロックにスピリチュアルな極めてポジティブな歌詞。ロックの救世主とも言われ、まさに大人のための安心して聴けるロックを聴かせてくれたクリード。たった3作だけで解散してしまったなんて本当に残念でなりません。なお付属のDVDにビデオクリップやライブ映像など12曲が収録されていて、輸入盤のお買い得感は抜群でした。(映像もちゃんと見ることが出来ました)

今月二番目に良く聴いたのはジェイ・Z/リンキン・パークの「コリジョン・コース」でした。ロックのリンキン・パークとR&B/ヒップホップのジェイ・Zという異色のコラボレーションによるスタジオ・ライブ・アルバム(CD & DVD)です。リンキンのと言うよりはジェイ・Zがロックサウンドに乗ってラップしているという雰囲気です。サウンド自体は気に入ったのですが、以下の2点でかなり不満が残ったのも事実(^^;。
1. 輸入盤に付いてきたDVDはリージョンコードの関係で見ることができなかった。
2. CD収録曲はトータルで20分ちょっとしかなく、DVDが見れない不満が爆発しそう。

3位はギャヴィン・デグロウのデビュー・アルバム、「チャリオット」でした。シンガー・ソングライターで自らピアノも弾くギャヴィン・デグロウ。今、シングル「アイ・ドント・ウォント・トゥ・ビー 」が全米でTop10に入る大ヒットを記録していますが、そのスタイルから21世紀のビリー・ジョエルとの呼び声もあるほどで、私も聴いてみて確かにビリーに通じるものを感じさせる良いアーティストだと思いました(^^)。今後が楽しみです。

4位はポップ・ロック・グループ、ノー・ダウトの女性ヴォーカリスト、グウェン・ステファニーの「ラヴ、エンジェル、ミュージック、ベイビー」でした。ファースト・シングルの「ホワット・ユー・ウェイティング・フォー」の楽しさに惹かれてアルバムを買ってみましたが、ロック、ポップ、ダンスが入り交じった華やかなサウンドはまさにおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさに溢れています。

5位はケリー・クラークソンの「Breakaway」でした。米オーディション番組の「Americal Idol」出身の女性シンガーということで、今までアルバムを買うのをちょっと敬遠していた部分があったのですが(^^;、ディズニー映画主題歌のバラード、「Breakaway」が秋から冬にかけてロングヒットし、そして最新ヒット「Since U Been Gone」のAvrilっぽいロック調がけっこう気に入って、アルバムについ手が出てしまいました(^^;。歌唱力もあるし、ポップな良いアルバムだと思います。

6位はロック・グループ、ジミー・イート・ワールドの「フューチャーズ」でした。日本ではまだそれほど知名度は高くありませんが、米国ではそれなりの人気があって、今作もアルバムチャートで6位を記録しているアリゾナ出身のロック・グループです。基本はメロディアスなポップ・ロックでとても聴きやすいサウンドです。強烈な個性はあまり感じられないですが、その分多くの人に親しまれやすいサウンドではないかと思います。

8位はR&Bの歌姫、アシャンティのサード・アルバム「コンクリート・ローズ」でした。美人で歌唱力もあり、そして癖のない万人受けするサウンドというのが、彼女に対する私のイメージですが、今作も彼女らしい極めて上質なR&Bサウンドに仕上がっています。じっくりとヴォーカルを聴かせてくれる曲が多いです。

9位はミッシェル・ガン・エレファントのチバユウスケを始めとする4ピース・バンド、ROSSOのセカンド・アルバム「Dirty Karat」でした。ある音楽番組のエンディングテーマで流れていたROSSOの曲を聴いて、そのあまりの正統派(オールド・スタイル(^^;)ロック・サウンドに思わず懐かしさがこみ上げてきて衝動買いしてしまったアルバムです。#1なんてまさに70年代前半のブリティッシュ・ハード・ロックそのものです(^^)。

2004年11月

1
U2 「HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB」
2
DESTINY'S CHILD 「DESTINY FULFILLED」
3
SUM41 「CHUCK」
4
SIMPLE PLAN 「STILL NOT GETTING ANY...」
5
SHANIA TWAIN 「GREATEST HITS」
6
SEETHER 「DISCLAIMER II」
7 THE STAND UP 「青い星と君の言葉」
8 JOHN MELLENCAMP 「WORDS & MUSIC:JOHN MELLENCAMP'S GREATETS HITS」
9 CELINE DION 「MIRACLE」
10
ANDREA BOCELLI 「ANDREA」

11月に一番よく聴いたアルバムです。
今月は海外アーティストのみ、U2、デスティニーズ・チャイルド、シンプル・プラン、シーザー、セリーヌ・ディオン、アンドレア・ボチェッリ、ロッド・スチュワートのニュー・アルバム、シャナイア・トゥエイン 、ジョン・メレンキャンプの最新ベスト盤の計9枚を購入しました。今月も先月に続き特別に枠を10位まで拡大して紹介したいと思います。

今月一番良く聴いたのは、前作「オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド」が7つのグラミー賞を受賞し、名実共に現在世界のトップに君臨するロック・バンドとなったU2の4年ぶりの新作「ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム」でした。発売前からいろいろと話題に事欠きませんでしたが、実際に聴いてみてこれぞU2、これぞロックと言えるサウンドにしびれました。名作「ヨシュア・トゥリー」を思い出せるような、彼らの原点復帰とも言えるサウンドです。それにしてもこの優しさは何なのだろう。久しぶりに身も心も音楽に包み込まれるような気がしました。 今出会えて良かったと思えるアルバムです。

二番目に良く聴いたのは、現在ガールズR&Bグループとして世界の頂点に立つデスチャことデスティニーズ・チャイルドの4枚目となる最新作「デスティニー・フルフィルド」でした。前作「サヴァイヴァー 」も思い切り気に入って良く聴きましたが、今作も3人のコーラスをじっくりと楽しめる傑作に仕上がっています。

3位は先月と変わらずSUM41の「チャック」。このメロディアスさ、聴くほどに癖になってきました(^^;。

4位はポップ・パンク・バンドのシンプル・プランの2年ぶりのセカンド・アルバム「スティル・ノット・ゲッティング・エニイ 」でした。前作は聴いてなかったのですが、このアルバムからのシングル「ウェルカム・トゥ・マイ・ライフ 」がメロディアスなポップ・チューンで気に入り、アルバムも買ってみました。パンクにジャンルされるものの幅広い音楽性とポップさで聴きやすいサウンドだと思います。ただ最近、いやにポップ・パンク的なグループが多いせいか、あまり個性が感じられなくなってきているのも確か(^^;。

5位はカナダ出身の女性ポップ・カントリー・ヴォーカリスト、シャナイア・トゥエインのベスト盤でした。カントリー系ながらロック、ポップ的な要素がふんだんに散りばめられていて、とても親しみやすいサウンドがお気に入りです。あまりカントリーと意識せずに聴けます。

6位はロック・バンド、シーザーのデビュー・アルバム「ディスクレイマーII 」でした。シングルとしてヒットしているシーザー Featuring エイミー・リーの「ブロークン」が気に入り、アルバムを買ってみました。ちなみにエイミー・リーは個人的にも大好きなエヴァネッセンス のヴォーカリストです。思った以上にヘヴィーで重厚路線のロックで、かつメロディアス。クリードやニッケルバックなどが好きな人にはお勧め出来ます。

8位は1978年から活躍しているロック派シンガーソングライター、ジョン・メレンキャンプの最新2枚組ベスト盤「WORDS & MUSIC:JOHN MELLENCAMP'S GREATETS HITS」でした。デビュー当時はジョン・クーガーと名乗らされていたものの、その後ジョン・クーガー・メレンキャンプを経由して本名のジョン・メレンキャンプを名乗るようになった歴史を持つ彼、決して風貌は格好良くないんだけれど(^^;、でも彼の雰囲気は結構好きでしたね。

9位は女性ヴォーカリスト、セリーヌ・ディオンの最新作「ミラクル」でした。母親と生まれてきた赤ちゃんの愛と絆がテーマの作品と言うことで、母としての愛情をたっぷりと感じることが出来るしっとりとした作品に仕上がっています。じっくりと聴きたいアルバムです。

10位はイタリアの全盲のオペラ歌手、アンドレア・ボチェッリの「アンドレア」でした。歌詞は全然分からないのですが、試聴してそのあったかい歌声にほとんど衝動買いしてしまいました。純粋なクラシックと言うよりは若干ポップよりのサウンドで、とても聴きやすいです。

ロッド・スチュワートのスタンダード集3作目となる「Stardust...The Great American Songbook: Vol. III」は残念ながら圏外でした。ちなみに今作はロッドにとって20数年ぶりの全米No.1になったアルバムとなりました。

2004年10月

1
JOHN FOGERTY 「DEJA VU ALL OVER AGAIN」
2
MARK KNOPFLER 「SHANGRI-LA」
3
SUM41 「CHUCK」
4
GOOD CHARLOTTE 「THE CHRONICLES OF LIFE AND DEATH」
5
GREEN DAY 「AMERICAN IDIOT」
6
B-DASH 「B-DASH BEST」
7 THE STAND UP 「青い星と君の言葉」
8 HILARY DUFF 「HILARY DUFF」
9 NELLY 「SUIT」
10
R.E.M. 「AROUND THE SUN」

10月に一番よく聴いたアルバムです。
今月は国内アーティストではB-DASHの最新ベスト盤を、海外アーティストではジョン・フォガティ、マーク・ノップラー、SUM41、グッド・シャーロット、ヒラリー・ダフ、ネリー、R.E.M.の最新作の計8枚を購入しました。今月は特別に枠を10位まで拡大して紹介したいと思います(^^;。

今月一番良く聴いたのは元CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル) のジョン・フォガティの7年ぶりの新作「DEJA VU ALL OVER AGAIN」でした。CCRの頃から含めるともう30年以上彼の音楽を聴き続けていることになりますが、やっぱりこのサウンドは私の心にストレートに響く私のベーシックとも言える音楽なんだなとつくづく感じます。ロック、フォーク、カントリー、R&Bを基本に、これぞアメリカの根底に流れる音楽というものを聴かせてくれています。ところで#6で聞こえてきた独特の音色の孤高のギターはもしやと思いクレジットを見てみたら、やはりマーク・ノップラーでした。それにしても意外なところに顔を出しているなと感じました(^^;。

二番目に良く聴いたのは、こちらももう20年以上のつきあいとなる元ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーのソロ4作目となる「シャングリ・ラ」でした。ダイアー・ストレイツ解散以降、彼のアルバムはしばらく聴いていなかったのですが、2年前の「ラグピッカーズ・ドリーム」で彼の世界に再びどっぷりとはまってしまって以来、新作の登場を待ちこがれていました。今作でも相変わらず孤高の独特の音色のギターに渋いヴォーカルが光っています。ロック、フォーク、ブルースをベースに彼独特の音楽の世界を聴かせてくれていますが、このギターにこの歌声、そして背中に感じる孤独の影、しみじみ良いなあと感じさせてくれます。

3位はカナダのパンク・ロック・バンド、SUM41のサード・アルバム「チャック」でした。SUM41は以前から興味があったものの、アルバムを聴くのはこれが初めてとなります。聴いてみて、パンクと言うよりはヘヴィーでメタルな感じの曲が多いなと感じましたが、でもそのメロディアスさは結構癖になるものがあって、かなり気に入りました。

4位はポップ・パンクのグッド・シャーロットの3作目となる「クロニクル・オヴ・ライフ・アンド・デス 」でした。グッド・シャーロットは前作「ヤング・アンド・ホープレス」のポップなパンクさが気に入っていたのですが、今作ではタイトルにあるように生と死がテーマとなっていて、全体的に重いダークな雰囲気のサウンドとなっています。相変わらずメロディアスなんだけれど、この暗い雰囲気は個人的にはちょっとマイナスポイントかな(^^;。でもこれはもうパンクというよりは極上のパワー・ポップだと思う。

6位はB-DASHのインディーズ時代を含む初のベスト盤「B-DASH BEST」でした。それにしても今聴いてもヒット曲「ちょ」は名曲だったなあと思います。最近日本語の歌詞がメインになってから、彼らの独自性がちょっと薄れてしまったように感じるのは私だけでしょうか(^^;。やはり「ちょ」の香港ロック?風のいかにも怪しい雰囲気とキャッチーなロックの組み合わせは衝撃的でした。日本語の歌詞はちょっと俗っぽくなりすぎるような。

8位は映画に音楽にと大人気のアイドル、ヒラリー・ダフのセルフタイトルのセカンドアルバム「ヒラリー・ダフ」でした。最近アイドル系には興味を無くしつつあったのですが(おじさんになった証拠か(^^;)、シングルの「フライ」がなかなか良い曲だったので買ってみました。アイドルっぽさを若干残しつつも力強いロック系の曲が多いのが印象に残りました。

9位はR&B/ヒップホップのネリーの「スーツ」でした。ネリーは今回、ポップ/R&Bサイドの「スーツ」とヒップホップサイドの「スウェット」という異なる内容の2枚のアルバムを同時発売したのですが(参考までに全米Billboardアルバムチャートで1位、2位でチャートインしました)、「スーツ」からシングルカットされた「My Place」がR&Bとしてかなり良い曲だったので、このアルバムを買ってみることにしたものです。予想したよりヒップホップよりのサウンドでしたが、全体的な雰囲気は悪くないです。

10位はロック・バンド、R.E.M.の3年ぶりのオリジナルアルバム「Around The Sun」でした。買う前から地味なアルバムだとは聞いていたのですが、思った以上に渋いアルバムでした(^^;。ここまで渋いと一般受けはなかなか難しいと感じますが、でもこの渋さも決して悪くないです。大人向けのロックです。

2004年9月

1
GREEN DAY 「AMERICAN IDIOT」
2
175R 「MELODY」
3
JILL SCOTT 「BEAUTIFULLY HUMAN」
4
R.KELLY 「HAPPY PEOPLE/U SAVED ME」
5
UTADA 「EXODUS」
6
THE HIGH-LOWS 「DO!! THE ★ MUSTANG」
7
ANITA BAKER 「MY EVERYTHING」

9月に一番よく聴いたアルバムです。
今月は国内アーティストでは175R(イナゴ・ライダー)、UTADA、ハイロウズの最新作、海外アーティストではグリーン・デイ、ジル・スコット、R.ケリー、アニタ・ベイカーの最新作の計7枚を購入しました。

今月一番良く聴いたのはメロディック・パンク・バンド、グリーン・デイの4年ぶりの新作となる「アメリカン・イディオット」でした。シングルカットされたタイトル・チューンの#1は最初の10秒を聴いてもうすっかり虜になりました。ロック・オペラ風の曲もありますが、基本はメロディアスなパンクロックで、今のアメリカに対する強いメッセージがこめられています。名作との前評判も高かったのですが、私も聴いてみてこれは間違いなく今年のロックアルバムの最高傑作の一つになると思います。ぜひ多くのロックファンに聴いて欲しいと思います。

二番目に良く聴いたのは175Rのメジャー2作目となる「MELODY」でした。青春パンクにスカの混じった独特のサウンドは、のりが良くて聴いていて気持ちが良いです。特に今作は今まで以上にパンク色が濃い仕上がりとなっています。

3位はR&Bのジル・スコットのセカンド・アルバム「ビューティフリー・ヒューマン」でした。彼女のアルバムを聴くのはこれが初めてですが、試聴して彼女のクリエイティブでソウルフルなサウンドにすっかり魅せられてしまいました。私はこういうソウルを感じさせる味わい深い歌声は大好きです。ビッグバンドをバックにジャージーにスイングしているかと思えば、ヒップホップ系のサウンドあり、アコースティックギターを伴奏に歌う静かなバラードありと、聴き応え十分です。

4位はR&BのR.ケリーの「ハッピー・ピープル/ユー・セイヴド・ミー」でした。2枚組のアルバムで、パーティーサイドの「ハッピー・ピープル」とゴスペルサイドの「ユー・セイヴド・ミー」から構成されています。「ハッピー・ピープル」は軽やかなリズムに乗ったハッピーなR&Bで構成されていて、なんかとても懐かしい不思議な気分にさせられました。「ユー・セイヴド・ミー」はゴスペルと言うけれど、ソウルフルでまっすぐな歌唱は聴いてきて気持ちがよいです。中でも#7はまるでスティーヴィー・ワンダーを思わせるようなしみじみとした名曲です。

5位は宇多田ヒカルの全米デビューアルバム「エキソドス」でした。 アメリカ進出用ということで明らかにあちらのR&Bシーンにあわせたクラブっぽいアレンジの曲も多く、今までの彼女の優等生イメージのまま聴くとちょっと違和感があるのも確か。ただ#3や#10など彼女らしいドラマチックな曲もあり、個人的には悪くないと思います。気になるのは果たして全米でどれだけ評価されるかですが、正直言って全く未知数です。

6位はハイロウズの2年ぶりの新作「ドゥ!!ザ・★マスタング」でした。基本的には彼ららしいオーソドックスなロック・サウンドです。可もなく不可でもなく(^^;。

7位は10年ぶりとなるアニタ・ベイカーの「マイ・エヴリシング 」でした。ブルーノート・レーベルからの発売となります。ソウルフルでジャージー&ポップな大人のR&Bをたっぷりと聴かせてくれています。ただ同じ女性ソウル・シンガーのジル・スコットのアルバムと比べるとちょっと平凡に感じて(^^;、順位は下になってしまいました。

2004年8月

1
PE'Z 「スズ虫」
2
ASHLEE SIMPSON 「AUTOBIOGRAPHY」
3
VAN HALEN 「THE BEST OF BOTH WORLDS」
4
RAY CHARLES 「GENIUS LOVES COMPANY」
5
JIMMY BUFFETT 「LICENSE TO CHILL」
6
THE STAND UP 「青い星と君の言葉」
7
佐野元春 「THE SUN」

8月に一番よく聴いたアルバムです。
今月はPE'Z、アシュリー・シンプソン、ジミー・バフェット、レイ・チャールズのニュー・アルバム、そしてヴァン・ヘイレンの最新2枚組ベストの計5枚を購入しました。

今月一番良く聞いたのは、国内のジャズ・グループPE'Zのサード・アルバム「スズ虫」でした。PE'Zは一応ジャズにカテゴリーされるものの、ロックから歌謡曲、サンバなど多様な音楽を取り入れた型にはまらない幅広い音楽性が特徴で、今作でもラテン調のノリの良い曲をメインにまさに夏そのものといえるサウンドを展開しています。聴いていて純粋に楽しめました。

二番目によく聴いたのは、既に全米で人気が沸騰しているニュー・ロック・アイドルのアシュリー・シンプソンの「オートバイオグラフィー」でした。ポップス歌手ジェシカ・シンプソンの妹と言うことで注目度も高く、さらには彼女のデビューまでのドキュメンタリーも放映されたということも手伝い、このアルバムは全米ビルボードのアルバムチャートで初登場1位を記録しました。
ちなみにあちらではクールなアヴリル(アヴリル・ラヴィーン)に対してキュートなアシュリーと対比されているとのこと。先行しているアヴリルと音楽性を比較するのは酷ですが、でも低迷する(^^; ロック界に新しいアイドルが登場してきたのはうれしい限りです。

3位はハードロック・バンド、ヴァン・ヘイレンの20年以上に渡る彼らの歴史を凝縮した2枚組ベスト盤「THE BEST OF BOTH WORLDS(邦題はヴェリー・ベスト・オブ・ヴァン・ヘイレン)」でした。以前に1枚組のベスト盤は買ったことがあるのですが、1枚では代表曲すら全部納めることが出来ずちょっともの足りなかったので、今回のヴォリュームには満足です。新曲も3曲収録されています。

4位はレイ・チャールズの「ジーニアス・ラヴ〜永遠の愛 」でした。レイ・チャールズは今年6月に73才で亡くなった偉大なるソウルシンガーですが、こんな素敵なデュエット・アルバムを残してくれていたなんてびっくりしました。今をときめくジャズ・シンガー、ノラ・ジョーンズからジェームス・テイラー、エルトン・ジョンを始めとする豪華絢爛のゲストで、いかにレイ・チャールズが偉大な存在だったかがよく分かる内容となっていますが、でも個人的に一番味わい深かったのはカントリーの大御所、ウイリー・ネルソンとのデュエット「It Was A Very Good Year」でした。二人の年輪を感じさせるしみじみとした歌声、そしてまるで自分たちのことを歌っているかの様な歌詞には、ぐっとくるものがありました。

5位はジミー・バフェットの「LICENSE TO CHILL」でした。ジミー・バフェットは70年代から活躍するトロピカルな雰囲気を感じさせるシンガー・ソングライターで、アルバムを出す毎に全米ビルボード、アルバムチャートの比較的上位にランクインする息の長いアーティストですが、何とこの新作は初登場No.1を記録してしまいました。No.1は彼の長いキャリアの中でも初めてのことす。でもなぜ今作がこんなに売れたのかと言うと、はっきりした理由があり、それは今回のアルバムにはテンガロン組(いわゆるカントリー系)の人気アーティストが大勢参加したデュエット・アルバムとなっているためなのです。
ちなみに彼のアルバムはここしばらく(もしかして10年以上?)国内盤の発売はされてないので、今回も入手するとしたら輸入盤のみでしょう。

2004年7月

1
佐野元春 「THE SUN」
2
LOW IQ 01 「MASTER LOW 3」
3
THE STAND UP 「青い星と君の言葉」
4
HY 「TRUNK」
5
JOJO 「JOJO」
6
WILCO 「A GHOST IS BORN」
7
THE CURE 「THE CURE」

7月に一番よく聴いたアルバムです。
今月は佐野元春、LOW IQ 01、HY、JoJo、ウィルコ、ザ・キュアーのニューアルバムの計6枚を購入しました。

今月一番よく聴いたのは、佐野元春の4年半ぶりとなるニュー・アルバム「THE SUN」でした。今までのエピックレーベルを離れ、自分のレーベル「DaisyMusic」からの再出発としての作品にあたり、新たなスタートにふさわしい活気に満ちた良いアルバムに仕上がっていると思います。特に1曲目の「月夜を往け」は「サムデイ」の頃の元春を思い出させるきらきらしたポップなサウンドで、聴いていてうれしくなってしまいました。

2位はインディーズのLOW IQ 01のサードアルバム「MASTER LOW 3」でした。LOW IQ 01は時にMaster Lowとも名乗るSUPER STUPIDのベースVoのソロ・ユニットらしいです。評判が良さそうなので聴いてみたのですが、メロディアスなロックからアコースティック・バラード、はてはスカからディスコ調までなんでもあれの楽しいロックアルバムでした。純粋に楽しめました。

3位は今年の春によく聴いていたザ・スタンドアップの「青い星と君の言葉」の再登場です。これもインディーズです。ここ数年、7月は中小企業診断士の勉強でかなり追いつめられた心境となるため、必然的に元気ソング的なアルバムを聴きたくなるのですが、今年はスタンドアップの「青い星と君の言葉」に納められている「突撃物語」、「僕なりの勇気」、「自由の扉」と言った曲を疲れた時によく聴いています。青春パンク全開のポジティブな曲です(^^)。

4位は沖縄のバンドHYのセカンドアルバム「TRUNK」でした。インディーズながら現在オリコンアルバムチャートでも1位を記録するなど、今若者から高い支持を受けているグループで、男性ヴォーカル・女声ヴォーカル、ラップとタイプの違うヴォーカルを聴かせてくれるのが特徴的です。ただ前作と比べると全体的にロック色が薄くなってしまったのが、個人的にはちょっと残念です。

5位は13歳の女性シンガー、JoJo嬢のデビューアルバム「JoJo」でした。現在シングル「Leave (Get Out)」がヒット中ですが、とても13歳とは思えないR&Bテイストのヴォーカルは驚異です。全米ビルボードアルバムチャートでも最高位4位を記録しました。

6位は以前はオルタナ・カントリーと呼ばれていたらしいウィルコの最新アルバム「ア・ゴースト・イズ・ボーン」でした。ウィルコはこのアルバムで初めて聴いたのですが、このアルバムを聴く限りはオルタネイティブ・ロックの範疇に入ると思います。ただ予想以上に独創的というか前衛的で耳障りといえる部分もあり、なぜ彼らが今の時代、セールス的に成功しているのかがちょっと不思議な感じです(全米ビルボードアルバムチャート最高位8位)。ただ繰り返し聴いていると結構くせになるかも。

7位はロックバンド、ザ・キュアーの「ザ・キュアー」。ザ・キュアー、20年以上やっているらしいが、実は私は彼らをほとんど聴いてこなかったらしい(^^;。今作はスタジオ版ながらライブに近い録音をしているようで、ちょっとラフ気味ながらダイナミックなロックを聴かせてくれています。

2004年6月

1
WILSON PHILLIPS 「CALIFORNIA」
2
FRANZ FERDINAND 「FRANZ FERDINAND」
3
PRINCE 「MUSICOLOGY」
4
THE CORRS 「BORROWED HEAVEN」
5
LENNY KRAVITS 「BAPTISM」
6
VELVET REVOLVER 「CONTRABAND」
7
AVRIL LAVIGNE 「UNDER MY SKIN」

6月に一番よく聴いたアルバムです。
今月はウイルソン・フィリップス、フランツ・フェルディナンド、ザ・コアーズ、レニー・クラヴィッツ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、アラニス・モリセットのニューアルバムの計6枚を購入しました。ちなみにあちらものは基本的に輸入盤で買うことが多いので、1枚平均1500円、6枚で9000円ほどです。

今月一番よく聴いたのは、ウイルソン・フィリップスの12年ぶりの再結成第一弾アルバム「カリフォルニア」でした。ニール・ヤング、イーグルス、ジャクソン・ブラウン、バーズ、ビーチボーイズ、ママス&パパスを始めとする懐かしのウェストコーストサウンドの名曲を取り上げたカバー集ですが、彼女たちのコーラスも最高で、そういえば最近こういった爽やかなウェストコースト系サウンドをあまり聴いていなかったなとしみじみ感じたのでした。梅雨のうっとうしい気分を吹き飛ばすのに最適な1枚となりました。

二番目によく聴いたのは、イギリスのロック・グループ、フランツ・フェルディナンドのデビューアルバム「フランツ・フェルディナンド」でした。懐かしさを感じさせるビート、リズム、メロディーで、ちょっとサイケでダンサンブルな部分もあるなど、独特の感性でひと癖あるところがなかなか良いです。思わずはまって聴き込んでしまいました。

4位はアイルランドの4兄妹バンド、ザ・コアーズの3年10ヶ月ぶりの4作目となるアルバム「Borrowed Heaven」でした。コアーズのアルバムは今回初めて聴いたのですが、まるで懐かしのアバを感じさせるような北欧の香りたっぷりのポップなサウンドだと感じました。日本人好みのサウンドだと思います(^^)。

5位はレニー・クラヴィッツの3年ぶり7作目となるアルバム「バプティズム」でした。レニー・クラヴィッツも今までなぜか聴くことが無く、これが初めて聴いた彼のアルバムとなりましたが、ブラック・アーティストながら彼のサウンドはまさにロックそのものであるということにまずびっくりしました。しかもなんとなく懐かしさを感じさせるロック・サウンドです。#5、#7と言ったのりの良いナンバーが特に良いです。

6位はストーン・テンプル・パイロットやガンズ・アンド・ローゼスの元メンバーが結成した新バンド、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのデビューアルバム「コントラバンド」でした。ストーン・テンプル・パイロットやガンズ・アンド・ローゼスは私は聴いていないので、特に比較するとかは出来ないのですが、思いのほかストレートでヘヴィーなロック・サウンドで、うねるような音の波がなかなか心地よいです。

アラニス・モリセットの2年ぶり4枚目となる「ソー・コールド・カオス」は、残念ながら圏外でした。彼女らしいサウンドだなとは感じるのですが、どうもいまいちピンと来るものが無くて(^^;。ちなみに彼女のアルバムは前作まで全て全米ビルボード・アルバムチャートでNo.1を記録していたのですが、今作は残念ながら最高位は5位で終わってしまいました。

2004年5月

1
AVRIL LAVIGNE 「UNDER MY SKIN」
2
MONGOL800 「百々」
3
PRINCE 「MUSICOLOGY」
4
太陽族 「ジェリービーン」
5
NEW FOUND GLORY 「CATALYST」
6
横山健 「THE COST OF MY FREEDOM」
7
DIANA KRALL 「THE GIRL IN THE OTHER ROOM」

5月に一番良く聴いたアルバムです。
今月はアヴリル・ラヴィーン、プリンス、太陽族、ニュー・ファウンド・グローリー、ダイアナ・クラール、ジャネット・ジャクソンのニュー・アルバム計6枚を購入しました。

今月一番よく聴いたのはカナダの女性ロッカー、アヴリル・ラヴィーンのセカンド・アルバム「アンダー・マイ・スキン」でした。全世界で1500万枚を売り上げた前作がポップなアイドル路線であったのくらべ、今作ではロック、シンガー・ソングライター的なテイストが強く出ており、着実に進歩が感じられる傑作だと思います。現時点でのガールズ・ポップ・ロックの頂点と言っても良いと思います。

3位はプリンスの久々の新作「ミュージコロジー」でした。プリンスを聴くのはもう20年ぶり位になるかもしれません。従って最近のプリンスは全く聴いていなかったのですが、PVで見かけたタイトル・チューンのファンキーさがとても懐かしくて、このアルバムを思わず買ってしまいました。R&B/ファンクの革命児として登場した頃を思い出させる様な、ファンキーでポップな実に楽しい作品に仕上がっています。

4位は北海道出身の青春パンクバンド、太陽族のセカンドアルバム(メジャー・デビュー・アルバム)「ジェリービーン」でした。お気に入りだった前作の「手をつなごう」と比べると、多少メッセージ色は薄れてしまったけれど、ザ・ブルーハーツばりのシンプルで何のギミックもないひたすらストレートなロックンロールは相変わらずで気持ちがよいです。「ホタルの恋の歌」、「旅日記」、「最後の最後で」、「パニックワールド」はお気に入りのナンバーです。

5位はアメリカのポップ・パンク・バンドのニュー・ファウンド・グローリーのメジャー3作目となる「キャタリスト」でした。彼らのアルバムを聴くのはこれが初めてですが、シングル・カットされた「All Downhill From Here」のスピーディーでキャッチーなところが気に入ってアルバムを買ってみたものです。ヴォーカルのちょっと甘めの声質のせいか、個人的にはもう一歩ぴりっと来ない部分もありますが(^^;、でも親しみやすさは抜群です。

7位はカナダの女性ジャズ・ピアニスト&シンガーのダイアナ・クラールの通算7枚目となる「The Girl In The Other Room」でした。つい先日、エルヴィス・コステロと結婚した女性ジャズヴォーカリストと言った方が分かる人が多いかもしれません。彼女のアルバムは初めて聴いたのですが、全体的にブルージィーな感じがなかなか良い雰囲気です。ちなみにこのアルバム、全米ビルボードのアルバムチャートで4位を記録しました。

ジャネット・ジャクソンの3年ぶりとなる新作「Damita Jo」は残念ながら圏外でした。作品としては思ったよりおとなしめでしたが、でも良質のR&Bがたっぷりとつまっていて内容的には決して悪くないです。

2004年4月

1
KEN YOKOYAMA 「THE COST OF MY FREEDOM」
2
MONGOL800 「百々」
3
HOOBASTANK 「THE REASON」
4
AEROSMITH 「HONKIN' ON BOBO」
5
宇多田ヒカル 「SINGLE COLLECTION VOL.1」
6
USHER 「CONFESSIONS」
7
THE DARKNESS 「PERMISSION TO LAND」

4月に一番良く聴いたアルバムです。
今月はエアロスミス、アッシャーの新作、宇多田ヒカルの最新ベスト盤、そして昨年に発売されていたフーバスタンクとザ・ダークネスのアルバムの計5枚を購入しました。

今月一番良く聴いたのは前月同様、横山健の「THE COST OF MY FREEDOM」でした。久々にはまりました。ひたすら自分の音楽を極めたそのサウンド、ぜひ多くのロックファンに聴いて欲しいと思います。個人的に今、最高にかっこいいと思うサウンドです。

3位は昨年12月に発売されたフーバスタンクのサードアルバム「ザ・リーズン」でした。フーバスタンクは今回初めてアルバムを聴いてみたのですが、それはこのアルバムからシングルカットされたバラード「ザ・リーズン」が現在全米チャートを急上昇していて、この曲がかなり良かったからです。全体的にはスピーディーでメロディアスなラウド・ロックがメインですが、パワーだけでないところが良いです。

4位は大御所エアロスミスの通算14枚目となる3年ぶりのアルバム「ホンキン・オン・ボーボゥ」でした。ブルースをベースにしたアルバムとなっていますが、ほぼ同時期に発売されたエリック・クラプトンの「ミー&Mr.ジョンソン」がひたすら渋くブルースを取り上げていたのに比べると、こちらはブルースをベースにしながらもそれを彼らのスタイルで実にエネルギッシュに楽しく仕上げています。

5位は宇多田ヒカルの初のベストアルバム「SINGLE COLLECTION VOL.1」でした。デビュー以来のシングルが発売順に納められています。それにしても発売後1週間で売上100万枚突破はさすが。

6位は現在全米最も乗りに乗っているR&Bシンガー、アッシャーの2年ぶりとなるアルバム「コンフェッションズ」でした。先行シングル「Yeah!」が現在10週連続No.1を記録中で、このアルバムも発売後4週連続No.1、セカンドシングル「Burn」も3位に急上昇中と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。今を代表する極上のR&Bと言えます。

7位はザ・ダークネスのデビューアルバム「パーミッション・トゥ・ランド」でした。ザ・ダークネス、昨年のデビュー以来、本国のイギリスでは大ブレイクして気にはなっていたのですが、時代錯誤も甚だしい全身タイツスタイルのその雰囲気がかなり妖しく、彼らはキワモノかとちょっと手を出しづらかったのですが(^^;、とうとうCDを買ってしまいました。彼らのサウンドはまさに70年代の華やかかりし頃のブリティッシュ・ロックそのものと言っても良いです。特にヴォーカルはまさにフレディー・マーキュリー。ただクイーンの再来と呼んでいいかは、今後の動向次第かも。

2004年3月

1
KEN YOKOYAMA 「THE COST OF MY FREEDOM」
2
MONGOL800 「百々」
3
EVERY LITTLE THING 「COMMONPLACE」
4
THE STAND UP 「青い星と君の言葉」
5
ERIC CLAPTON 「ME AND MR JOHNSON」
6
MAROON5 「SONGS ABOUT JANE」
7
10-FEET 「REALIFE」

3月に一番良く聴いたアルバムです。
今月は横山健、モンゴル800、エヴリ・リトル・シング、エリック・クラプトンの新作、そして昨年に発売されていたマルーン5のアルバムの計5枚を購入しました。
ところで今月は7位中、国内アーティストが5組と珍しく多かったです。

今月一番良く聴いたのは横山健の「THE COST OF MY FREEDOM」でした。久々のぶっちぎりの1位で、これほどのヘヴィーローテーションでアルバムを聴いたのはモンパチの「メッセージ」以来かもしれません。
ちなみに横山健は元ハイスタンダードのギタリストで、ソロとしては初のアルバムとなります。
とにかくかっこいい、かっこよすぎます。久しぶりに魂を揺さぶられた気がしました。硬質で辛口できわめてシンプル。1曲2分程度の曲ばかりですが、その疾走感が良いです。無駄なものを削り落としたシャープさと、凝縮されたエネルギーの固まりを感じます。
久しぶりに本物のパンクを聴いたような気がします。それにしても例えば1曲目のアコースティックギター1本で歌い上げるその姿に孤高な男臭さを感じます。もしまだ彼のことを聴いていない人はぜひこちらで2曲試聴できますので、一度聴いてみて下さい。私はこれを聴いてすぐにCDを買いに走ったのは言うまでもありません。 中でも「I Go Alone」、「The Cost Of My Freedom」、「Believer」は良いです。

二番目に良く聴いたのは沖縄のバンド、モンパチことモンゴル800の「百々」でした。2001年に発表され、口コミだけで200万枚以上売り上げた脅威のアルバム「メッセージ」以来2年半ぶりとなるサードアルバムです。基本的には前作の延長線上にあるサウンドで、変わらぬ視線とそのサウンドにはほっとした気持ちでした。ただ前作があまりに強烈なイメージを与えてくれた分、今回のアルバムでは歌詞にせよサウンドにせよちょっとまろやかになった感じを受けました。
でも飾らない、かっこつけない、まっすぐな彼らのサウンドは相変わらず良いです。そして何より故郷沖縄を思う気持ちが伝わってきます。

3位はエヴリ・リトル・シングの「ソラアイ」、「また あした」など3枚のシングルヒット曲を含む6thアルバム、「COMMONPLACE」でした。最近のELTらしいまろやかなサウンドに満ちていますが、ただこのアルバムではちょっと彼女の甘ったるい感じの歌い方がちょっと気になったりしました(^^;。

5位は3年ぶりのニュー・アルバムとなるエリック・クラプトンの「ミー&Mr.ジョンソン」でした。全曲、伝説のブルースマン「ロバート・ジョンソン」の曲を取り上げたブルース・アルバムで、その枯れた渋さがなかなか良いです。クラプトンの原点とも言えるサウンドです。

6位はLA出身の5人組、マルーン5の昨年6月に発表されたデビューアルバム「ソングス・アバウト・ジェーン」でした。発売以来44週目で全米ビルボードアルバムチャートのベスト10まで登りつめてきたというニュースを目にして強烈に興味が湧き、早速アルバムを聴いてみました。
ロック・バンドながらロックとR&B/ファンクが混じり合った、懐かしさを感じさせるソウルフルな独特のサウンドは耳に残ります。まさに良質のポップスそのものと言ってもいいでしょう。70年80年代ポップスで育ってきた人にもぜひお勧めしたいグループです。

2004年2月

1
10-FEET 「REALIFE」
2
NORAH JONES 「FEELS LIKE HOME」
3
OUTKAST 「SPEAKERBOXXX / THE LOVE BELOW」
4
B-DASH 「ビッグブラックストア(連絡しろ)」
5
THE STAND UP 「青い星と君の言葉」
6
HARRY CONNICK, JR. 「ONLY YOU」
7
LOVE PSYCHEDELICO 「III」

2月に一番良く聴いたアルバムです。
今月は10-FEET、ノラ・ジョーンズ、B-DASH、ザ・スタンドアップ、ハリー・コニック Jr.、ラブサイケデリコの新作、そして昨年に発表されたアウトキャストの最新作の計7枚を購入しました。

今月一番良く聴いたのは10-FEETの「REALIFE」でした。以前より気になっていたパンク・バンドですが、アルバムを聴いたのは今回が初めてとなります。
その個性的なパンク・サウンドは強烈でサウンド的な完成度も高く、なおかつパンクという型にはまらない幅広さを感じさせてくれます。中でも1曲目の「2%」と3曲目の「RIVER」は特に気に入りました。歌詞もなかなかに深いものがあり、例えば「RIVER」の「母は泣いた手に触れ泣いた」と歌われる歌詞を聴きながら、その背景となるストーリーをいろいろ思い浮かべてしまうのでした。
10-FEET、現在のパンク・シーンで独自の地位を確立しつつあるなあと感じさせてくれます。

2番目に良く聴いたのは昨年のグラミー賞を総なめにした女性ヴォーカリスト、ノラ・ジョーンズの待望のセカンドアルバム「フィールズ・ライク・ホーム」でした。ポップ、カントリーをベースに随所にジャズのフィーリングを感じさせてくれる素晴らしい作品に仕上がっていますが、その全編に流れるリラックスした雰囲気がなにより良いです。
でもそろそろ本格的にジャズを聴かせてくれるアルバムもぜひ出して欲しいなあ。

3位はアウトキャストの「スピーカーボックス〜ザ・ラヴ・ビロウ」でした。ヒップホップ系は基本的に聞かない私としては、本来聴かないジャンルのCDなんですが、何で買ってしまったのかというと、このアルバムが今年のグラミー賞の Album of the year を取ってしまったからなのです。以前からグラミーの Album of the year を取ったアルバムは、やはり時代を反映したアルバムということで、仮にいつもは聞かないアーティストでもとにかく買ってみようということにしているからなのです。
アンドレ3000とビッグ・ボーイという二人がそれぞれソロで作成したアルバムを組み合わせただけの構成となっていますが、大ヒットナンバー「ヘイ・ヤ!」を含む「ザ・ラヴ・ビロウ」の方は、ヒップホップと言うよりはR&Bを中心にした多彩な音楽の集積といった感じが強く、拒絶反応を起こすことなく楽しく聞くことが出来ました。ノラ・ジョーンズをフューチャーしたアコースティックなナンバーや、ジャズっぽいフィーリングのインスツルメンタル・ナンバーなどもあって、なかなかのくせ者ぶりを発揮してくれています。それにしても「ヘイ・ヤ!」のメロディは結構耳に残りますね。「The Love Below」、結構くせになりそう(^^;。

4位はB-Dashのセカンドアルバム「ビッグブラックストア(連絡しろ)」でした。前作が全曲歌詞が全く意味不明で純粋に言葉を楽器として使っていたのに比べると、ずいぶんと日本語として意味の分かる歌詞が増えたのにまずびっくりしました。ただその分、歌がずいぶんと歌謡曲っぽく聞こえてしまうのも確かで(^^;、個人的にはちょっとマイナスポイントかも。でも歌詞が分かる分、親しみやすさは抜群です。

5位はザ・スタンドアップのサードアルバム「青い星と君の言葉」でした。彼ららしいポジティブな青春パンク全開の気持ちよい作品に仕上がっていますが、前作よりサウンド的にも進歩していて、なかなか気に入りました。青春の甘酸っぱさ、そしてあまりにまっすぐな想いが伝わってきます。
そろそろブレークしても良いグループだと思うのですが、どうでしょう。

6位はジャズ・ヴォーカリスト、ハリー・コニック Jr.の最新バラード集「オンリー・ユー」でした。ハリー・コニック Jr.のアルバムは今回初めて聴いたのですが、最初ちょっと印象があまり無いなあと感じたのですが(^^;、何回か聴き込むほどにそのさりげなさも悪くないなあと感じるようになりました。ジャズのスタンダードだけでなく、「ラスト・ダンスは私に」などよく知られた曲なども取り上げていて、ビッグ・バンドをバックに楽しく歌い上げています。

7位はラブサイケデリコのサードアルバム「III」でした。ラブサイケデリコ、以前から奇妙なグループ名と共に興味は持っていたのですが、今回初めてアルバムを聴いてみました。
彼らのサウンドには60年代70年代のポップス&ロックの影響をもろに感じます。そしてその日本人離れした独特のヴォーカルにも驚かされます。日本語を歌っているにもかかわらず、ちょっと聞いた範囲では流暢な英語としか聞こえてこないです。
どこか懐かしさを感じさせるラブサイケデリコ、なかなか良いと思います。

2004年1月

1
倉木麻衣 「WISH YOU THE BEST」
2
NELLY FURTADO 「FOLKLORE」
3
QUEEN 「GREATEST HITS 1 & 2」
4
CHUCK MANGIONE 「THE BEST OF CHUCK MANGIONE」
5
ALICIA KEYS 「THE DIARY OF ALICIA KEYS」
6
JOSH GROBAN 「CLOSER」
7
SARAH McLACHLAN 「AFTERGLOW」

1月に一番良く聴いたアルバムです。
今月はネリー・ファータド、ジョシュ・グローバンの新作、そして倉木麻衣、クイーン、チャック・マンジョーネのベスト盤の計5枚を購入しました。ただしクイーンのベスト盤は95年、チャック・マンジョーネのベスト盤は87年にリリースされた古いものです。

今月一番良く聴いたのは倉木麻衣の初となるベスト盤「WISH YOU THE BEST」でした。倉木麻衣のデビュー以来のヒット曲が網羅されたアルバムで、全16曲が納められています。久しぶりに良いなあとしみじみと聴き込みましたね。他にも入れて欲しかったお気に入りのアルバム収録曲も多いのですが、まあそれはまた次の楽しみと言うことで。

二番目に良く聴いたのはカナダの女性シンガーソングライター、ネリー・ファータドのセカンドアルバム「フォークロア」でした。様々な音楽が混じり合った独特の個性的なサウンドで注目を集めた彼女ですが、この最新作ではさらに民族楽器などを取り込んで、アコースティックにさらなる広がりを感じさせてくれます。ちなみに最近FMやTVで2曲目の「パワーレス」がかなり流れていて、国内でも注目度が高まっているようです。

3位のクイーンの「GREATEST HITS 1 & 2」は95年リリースの2枚組ベスト盤です。最近TVでクイーンの曲を良く耳にしてつい久しぶりに聴きたくなったのと、このベスト盤が輸入で安く(1587円 by Amazon)売られていたことから、思わず購入してしまいました。最初は国内でリリースされたばかりの最新ベスト盤「クイーン・ジュエルズ」の方に興味を持ったのですが、こちらは安いしかつ2枚組で全34曲が納められていまして、お買い得感が強烈です。

4位のチャック・マンジョーネは70年代から80年代にかけて活躍したジャズ・フュージョン系のミュージシャンで、フリューゲルホーンの親しみやすいメロディアスな演奏が最大の特徴でした。このベスト盤は彼の最大のヒット「フィール・ソー・グッド」を始めとする全10曲が納められています。なぜか突然彼のサウンドを聴きたくなって思わず買ってしまい、仕事の合間に何度と無く聴きましたが、なによりリラックスして聴けるところが良いです。

6位のジョシュ・グローバンはクラシック系のヴォーカリストで、この「クローサー」は彼の3枚目のアルバムとなりますが、全米でも彼のアルバムは大変に注目を集めていて、なんとつい先頃、全米ビルボード・アルバムチャートで1位になってしまったのでした。ドラマティックな曲が多く、じっくりと腰を据えて聴き込みたい1枚です。