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富士山テレマーク(2008年5月)

日にち:2008年5月21日

場所:山梨県富士山

コース:河口湖口(五合目)→吉田口登山道→8合5勺の小屋(御来光館)→吉田大沢→河口湖口(五合目)

天気:晴れ

今シーズン2回目となる富士山のバックカントリー(テレマークスキー)に、今シーズン初となる吉田大沢に行ってきました。一昨日から昨日にかけて台風が通過し、もしかして上の方では新雪が期待できるかもと思ったためですが、実際には斜面は上の方は残念ながらかりかりのアイスバーンでした。8合目(本8合目ではない)あたりからやっと雪がゆるんで、気持ちいいざらめとなりました。また平日ということで私が滑った時は吉田大沢を誰も滑っておらず、広い吉田大沢を独り占めできたのは気持ち良かったです。

朝4時45分に自宅を出発し、富士スバルライン5合目駐車場を目指します。次の写真はスバルラインを上っていく途中で撮影したもの。今回は吉田大沢はまだ下の方まで雪が十分にありますので、一番下の登山道に合流するまで長距離を滑ることが出来そうです。

駐車場到着、6時50分でした。この時間、駐車場に止まっている車は3、4、台しかありませんでした。今日は静かな吉田大沢になりそうです。

準備をして7時10分、歩き始めます。今回は雪が多そうと言うことで、最初からスキーのプラブーツを履いていきます。

吉田口への登山道ですが、全て除雪は終わっていました。上からここまで滑ってきた場合、下りる場所に困りそうです。

このあたり、朝だけガスがちょっとかかっていました。
6合に向かう登山道には雪が大分残っていて、雪の壁を少し登る形になります。

ここでやっとガスが晴れました。吉田大沢が真っ白に輝いています(^^)。ちなみに下りは次の写真の手前右側まで滑って下りてきました。

7時55分、6合目到着。7合目の小屋の左側の残雪を直登している登山者が見えますが、今日は登っている途中で登山道で見かけたのは登山者・スキーヤー、、5人ほどだけでした。なお須走から登ってきたと思われるスキーヤー、ボーダーが6人ほど須走側へ滑り降りていくのを見ました。

この辺りから急に風が強くなってきました。7合目の最初の小屋に到着、8時55分でした。

ここで最初の小休止を取ります。小屋の前には、ここで引き返すという登山の方が一人いました。
9時9分、小屋の左側の残雪を直登していきます。ここは風がほとんどなく雪もゆるんでいてキックステップで快調に登っていきます。

この尾根上は冷たい風が少し強く吹いていました。雪質も先ほどまでのざらめから少し堅めの雪質に変化してきました。

次の4枚は右側の吉田大沢の様子。なにやら8合目あたりから7合目まで大きな雪崩の跡があります。どこから落ちてきた雪なんだろう?。

八合目の太子館手前の岩場はまだほとんど雪で覆われています。

この先、斜面がかなりクラストしてきてキックステップでは食い込まなくなりましたので、アイゼンを装着して登っていきます。なお途中の小屋の影で20分ほど休憩してお昼としました。

11時54分、元祖室到着。小屋はまだだいぶ雪で覆われています。

次の3枚はここから見た吉田大沢の様子。沢の中の方が雪はゆるんでいるはずですが、雪の状態が気になります。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)


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上に見える本8合目に向けて登っていきます。

本8合目到着、12時33分。

小屋の間からすぐ上の8合5勺の小屋(御来光館)と、その先の山頂が見えて来ます。今回は雪質があまり良く無さそうなのと、時間も少し遅いですので、登るのはこの上の小屋までとしましょう。

12時55分、御来光館到着。
左側の斜面をテレマークスキーや山スキー、スノーボードの人が6人ほど滑り降りてゆきました。おそらく須走口の方から入った人たちと思われます。滑る音ががりがりと響き渡ります。こちらも雪はあまり良く無さそうです。


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では私は吉田大沢側の斜面に移動し、滑る準備をします。


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雪も今いる場所はかりかりのアイスバーンです。ただしエッジはかかりますので、沢の中の雪がここよりゆるんでいることを期待して沢の中央部に向かってトラバースしていきます。ただどこまで行っても雪はかりかりのままでゆるむことはありませんでした。ああ、残念。
では今回はこの辺りから滑り出すことにしましょう。


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沢の中は風はほぼ無風で、ぽかぽかと暖かいです。斜面に座り込んで10分ほど休憩した後、13時30分いよいよ滑降開始。

最初の1ターン目をするまで緊張しましたが、エッジはしっかりかかることが分かりましたので、それ以降は恐怖心は消えてターンできる様になりました。
ただし安全優先でテレマークターンはしばらくは封印です。

ところがこの先も滑っても滑ってもずーっとアイスバーンのままです。上を見ても全くと言って良いほどシュプールが残りません。悔しいなあ。
本8合目を過ぎて8合目の小屋群のあたりに来た頃から、ターンの際にところどころ表面の雪が削れる様になり、

やがて表面が少しずつゆるんできました。


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そしてこのあたりからやっと全面的にアイスバーンが無くなりました。ここからはこけても滑落の心配はないだろうとテレマークターンに切り替えて滑っていきます。やっぱりターンはテレマークの方が、滑っていて楽しいですから。


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7合目の横に見えていた雪崩れの跡がだいぶ近づいてきました。この斜面はそちらに向かって落ち込んでいきますので、とりあえずデブリの先端目指して滑り込んでいきます。


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前半のアイスバーンはいまいちでしたが、後半のざらめは滑りやすい堅さで気持ち良かったです。
さてここで滑るバーンを変えましょう。下に向かって左側の斜面に大きくトラバースします。
次のスタート地点はここ。ちょうど真っ直ぐ滑り込んでいくと6合目の登山道に出られそうです。


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雪質ですが、少し柔らかめの滑りやすいざらめでした。板が取られることなく気持ち良く滑ることが出来ました。ただその後滑る毎にどんどんとざくざくの思い雪に変わっていきました。


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この辺りまでは一昨日から昨日にかけての大雨で斜面がリセットされてノートラック状態だったのですが、ここからは縦縞が目立つ様になり、また古いシュプールの跡がたくさん残っていました。雪もざくざくで滑っていてあまり快適とは言えません。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

この先で朝登ってきた登山道に合流し、そこで滑降は終了です。
次の写真は今滑り降りてきた斜面を振り返ったもの。吉田大沢は過去にこの時期に何度か来ていますが、ここまで滑り降りることが出来たのは初めてです。今年はやはり残雪が多いのでしょう。


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スバルライン5合目はまるで初夏の観光地の賑わいでした。そして場違いな私(^^;。

次の写真は帰る途中で撮影したもの。青い線の部分を今回滑りました。


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