日にち:2006年1月3日〜4日
場所:長野県八ヶ岳
コース:奥蓼科渋ノ湯→黒百合ヒュッテ(テント泊)→中山峠→天狗岳→中山峠→黒百合ヒュッテ→渋ノ湯
天気:1日目吹雪、2日目曇り
2006年正月は4年ぶりとなる八ヶ岳天狗岳に一人で行ってきました。ただ...、当初2日3日で予定していたのですが、天気が悪そうだったので1日ずらしたのですが、結局二日ともあまり天候に恵まれませんでした。それにしてもこれだけの吹雪は本当に久しぶりのことです(^^;。そう言う意味では良い経験になりました。
1日目、朝7時過ぎに自宅を出発し、途中で買いものをしつつ、スタート地点の奥蓼科渋ノ湯に向かいます。直前に確認した天気予報では今日は曇り、明日は晴れでした。自宅を出るときは晴れ間が広がっていたのですが、奥蓼科に向かうに従って雲が広がって行き、渋ノ湯に着く頃はなんと雪まで舞いだしてしまったのでした。
駐車場は有料で1日1000円でした。車が既に数台ほど停まっています。準備をして8時10分、歩き出します。
雪の量はこの辺りで30〜40cmくらいでしょうか。
4年前にここに来たときは、2月だったせいか今回より雪は多かったですが、まあ1月としては普通くらいの雪では無いでしょうか。


橋を渡ると登山道は左右に分かれます。右が黒百合ヒュッテ方面、左が高見石方面とありますが、左に行っても途中から分岐して黒百合ヒュッテへの道に合流することが出来ます。一応右の道を進んで行きます。
今回もアイゼン、ピッケルが必要になったら出そうと思っていたのですが、黒百合ヒュッテまでは無くてもなんとか行くことが出来ました。

急な登りがいったん緩やかになってしばらく行くと、高見石へ向かう登山道から分岐した登山道が合流してきます。ここから道は再び急な登りとなります。


急な坂を登りきると登山道は尾根の上に出て緩やかとなります。そして間もなく八方台方面への分岐点が見えてきます。9時25分でした。

小休止後歩き出しますが、この辺りから下ってくる登山者と頻繁にすれ違うようになりました。多分前日黒百合ヒュッテに泊まっていた人が、朝天狗岳に登ってから下ってくる時間帯なのでしょう。
しばらく緩やかな登りが続きます。


まもなくいったん下る場所があるのですが、そこが唐沢鉱泉への分岐点でした。先ほどの八方台方面もそうでしたが、唐沢鉱泉への登山道にも数人ほど?の踏み跡がありました。
ここから黒百合ヒュッテまでは登りが続きます。そしてこの辺からかなり風が強くなってきて、標高による気温の低下以上に寒く感じました。登山道も、時々登山者とすれ違うのですが、10分もしないうちに踏み跡の上に数センチのさらさらの雪が風で飛ばされてくるほどでした。


10時50分、やっと黒百合ヒュッテが見えてきました。ただ猛烈な暴風が吹き荒れています。まいったなあ...。
なお
雪自体はそれほど強く降っているわけではありません。

キャンプの手続きをしてから、小屋にほど近い辺りにテントを張ります。それでもしっかり小屋からビールを買ってきてマイナス16度の中で飲む私でした(^^;。

もし今日の午後3時くらいまでに天候が回復したら天狗岳に登ろうかなと思っていたのですが、結局その暴風はその日1日止むことはありませんでした。テントの中でシュラフに入り、ビールを飲むながら持ってきた文庫本を読んだりラジオを聴きながらその日は過ごしました。
夜半から多少風の勢いが弱まってきたのは感じたのですが、朝になっても天候はあまり回復せず、相変わらずの曇り空で風も昨日ほどではないにせよ強い風が吹いています。天気予報では長野県中部は今日は晴れで山沿いでは朝の内曇り/雪が残るとあって、これは午前中から回復してくるかなと大いに期待したのですが、結局回復してきたのは私が下山しかけた頃からでした(^^;。
そんなわけで天狗岳に登るのも出来るだけ遅めにしようと、8時半頃までシュラフの中でゆっくりしていて、9時に朝食を取り、9時半いよいよ天狗岳に向けて出発します。なお今日はアイゼンは最初から装着します。

正月と言うことで多くの登山者が歩いていて踏み跡がしっかりしていて、特に道に迷うような場所はほとんどありませんでした。ただこの辺りから風の音がだいぶ大きくなってきました。うーん、この感じだと稜線に出てからがかなり心配です。とりあえず行けるところまで行って駄目なら引き返そうということで進んでいきます。


この辺り、雪はさらさら状態でした。急斜面でも滑落の恐怖はそれほど感じなかったのですが、ただ山頂に向けては登山道の左側が切り立った崖になっている場所が多く、あまり際を歩くと雪が足下から崩れるのではないかとか強風で飛ばされて落ちるのではないかとかの方が心配でした。
風は稜線に出たら一気に強くなりました。普通に立っているとふらつくほどの風が常に吹いていました。

天狗ノ奥庭経由で直接黒百合ヒュッテに向かう登山道との分岐点の標識ですが、見事に海老のしっぽが出来ていました。

今日はスタートするのが遅かったせいでここまで誰ともすれ違いませんでしたが、この先で下りてくる登山者二人と初めてすれ違いました。そして結局黒百合ヒュッテに戻るまで、その後誰とも会いませんでした。

ここまで来ると山頂まで後一歩です。稜線に出てしばらくはその強風にいつ引き返そうかと考えていたのですが、結局ここまでなんとか来ることが出来ました。

山頂到着11時ちょうどでした。
10分ほど岩陰で風をよけて休んでいたのですが、全然ガスが晴れないため、諦めて下りはじめます。

中山峠までもうすぐと言うところまで下って来たとき、何と言うことでしょう、下の方が見えるようになってきたのでした。どうやらこの時間になって少しづつ天候が回復してきたようです。ただ振り返っても天狗岳山頂方面はまだすっかりガスの中でした。

黒百合ヒュッテまで戻ってきてからお昼にし、それからテントを撤収して帰る準備をします。そして午後1時20分、下りはじめますが、その頃からこのあたりの上空の雲もかなり薄くなって来ました。ああ、悔しいなあ。あと数時間、これが早かったらなあ。

渋ノ湯の駐車場に戻ったのは午後3時ちょうどでした。車の上には昨日降ったと思われる雪が3cmほど積もっていました。
次の写真は自宅に戻る途中で振り返って撮った天狗岳の写真です。またいつか天気の良いときに登ってみたいと思います。
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