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気田川カヌ−(2003年11月)

日にち:2003年11月8日〜9日

場所:静岡県気田川(春野町役場前→松間橋まで)

天気:1日目晴れ、2日目曇り

2003年秋のカヌーは3年ぶりとなる気田川に行って来ました。
昨年この時期に行った那珂川カヌーがものすごく寒かったことから、今回も寒さをかなり心配していたのですが、思いの外暖かい週末となり、寒さを全く気にすることなく過ごすことが出来ました。特に土曜日は昼間は半袖で良いくらいの暑さ(25度くらい)となってまるで9月の頃のような陽気でした。朝も15度くらいはあったと思います。
参加メンバーは、私の家族を含め茅野から大人5人・子供5人、埼玉から大人2人の全部で12名でした。

1日目、朝7時に茅野を出発します。茅野を出る時は曇り空だったのですが、南下して県境に近いあたりまで来たら青空が広がってきました。中央道を飯田ICで降りて、R151、R473(工事で途中迂回あり)、R152と走り、秋葉橋で天竜川を渡って気田川沿いの細い道を上流に登っていきます。そして午後0時20分、目的地の下社前キャンプ場にやっと到着しました。
ちなみに下社前キャンプ場ですが、トイレと水場などがある河原沿いのシンプルなキャンプ場で、料金は一人200円です。
早速キャンプの準備をします。今回は寒さ対策のために新しいコールマンのスクリーンタープ(3ポールスクリーンタープ)を買ってきてありましたので、これをメインの会場としてその周りにテントを設置します。

このスクリーンタープですがフルクローズ(メッシュの部分に幕を下ろすことが可能)出来るタイプなので、夜はおかげでかなり暖かに過ごすことが出来ました。
ちなみにテントを張った前の広い河原も、以前は車を乗り入れてキャンプできたのですが、今回は砂利を取る作業をしているようで重機が入って整地をしてあり、なんか工事現場の様になっていたのが残念でした。
ここでキャンプしているのはカヌーでは私達だけっぽい感じで、他にバイクのツーリング等のキャンプが25名ほどいました。もう季節が遅いのでしょうか、予想以上に空いていてびっくりしました。

今日はキャンプ場から上流側6kmほどを下ることとし、早速今日カヌーをするメンバー6人(大人3人、子供3人)で上流に向かいます。今回スタート地点に選んだのは春野町役場前の河原でした。
私の妻の姉の息子達(次の写真の右から1番目と3番目)も今回カヌーに挑戦してみようと言うことで一緒に来ていまして(カヌーは初めて)、兄の方は高校生で体重が100kg以上あるためにシーカヤックに一人で乗ってもらい、 私は弟の方と私の息子でアリーのカナディアンに乗ることにしてみました。
川ですが、水量は普段よりちょっと少なめといった感じでしょうか。その分水はとてもきれいでした。そして今日は暖かなせいか、水も全然冷たくありませんでした。(もちろん気温も水温も低かったら、ウェットスーツ無しの人はこの時期の川下りは無理でしょう)
準備に手間取り、スタートは午後3時15分頃になってしまいました。

ただ一人で乗る兄は、出発地点の穏やかなところである程度練習してみたとはいえ、やはりカヌーの操作になかなか慣れず、ちょっとしたカーブのある浅瀬であえなく転覆し、このまま下り続けるのはちょっと難しいということでそこでリタイヤ。そしてこの時点では、キャンプ場まで下るのにそんなにかからないと思っていましたので、あとで車で来るまで1時間ほどその場所で待ってもらうようにし、残りのメンバーで再び下り始めました。
そして次のトラブルは、そこからしばらく下って行ったちょっとした瀬で起きたのでした。川が二つに分流していて、外側の穏やかな流れの方を下っていったのですが、分流した流れが合流してくる場所に来た時に、本当にあっという間にカヌーが転覆してしまったのでした。

上の写真(下流側から撮ったもの)で、私たちは右の上からの流れを左下側に下ってきていまして、もう一つの流れが右の中央から左に向かって流れ込んできています。写真には写っていないのですが、合流直後の下流に向かって右側に大きな石があり、それを避けるべく出来るだけ川の左側を下っていったのですが、そこは合流地点の一番流れが強い場所だったということで、フネがその合流する流れにぶち当たった瞬間、フネの下側をその水流ですくわれるようにしてあっという間に転覆してしまったのでした。
合流地点の流れは次の写真のように思いの外強烈なもので、本当にひとたまりもありませんでした。

このアリーのカナディアンで川を下るのはこれが3回目ですが、アリーでは初めての沈となりましたし、また私自身カヌーで沈をすること自体、最近ではほとんど記憶がないので、もしかすると10年ぶりくらいの沈になるのかもしれません(^^;。
さて転覆後、一緒に乗っていた弟の方はフネのすぐ近くに浮いているのはわかったのですが、周りを見回しても私の息子が見あたりません。おそらくひっくり返っているフネの下にいるに違いないと、かなり焦ってフネをひっくり返してみたら、その中から息子が出てきました。フネの中にほとんど水がはいっていなかったので中に空気があったのと、そのおかげで簡単にひっくり返すことが出来たのが幸いでした。それにしても久々に焦りました。

ふと後ろを見ると、後続のもう1艇のカナディアンも同じ合流地点でやはり転覆してしまい、流れてきていました。
子供達はウェットスーツを着ていないので寒さが心配でしたが、今日の気温水温ともに暖かいためにそんなに寒くないとのことでほっとしました。
さてカヌーから水を出し、気を取り直して再び出発です。

水量が少ないせいで浅瀬ではカヌーの底がつかえてしまうこともたびたびで何度も歩き、当初1時間位ではキャンプ場まで下れると思っていたのですが、転覆なども重なって思いの外時間がかかり、キャンプ場に到着出来たのはちょっと暗くなり始めた午後4時半頃となってしまいました。
慌てて車で待っている兄のピックアップに向かいますが。この時期は暗くなり始めると一気に暗くなってしまうもので、兄の待っている河原に到着した頃にはほとんど真っ暗になりかけた頃でした。
それにしても暗くなっていく中、いつ来るか分からない迎えを待つのは寂しかったろう。これに懲りず、ぜひ来年にもまた川下りに行こう!。

夕方には昼に茅野を出発した家族も到着し、全員でバーベキューを楽しみ、また豚汁で体を温めます。

このスクリーンタープは中に10人ちょっと入れる広さがあり、中でバーベキューをしたのでその熱気でかなり暖かく、寒さは全く感じませんでした。さすがにスクリーンタープの外は上着を着ないとちょっと寒かったですが、それでも子供達は食事が終わると外でずいぶんと遅くまで遊んでいました。

さて次の日の朝、7時頃目を覚ましてテントから顔を出してみると、天気は曇りで山の上の方にはガスもかかっていました。気温は16度ほどあるのでしょうか。特に寒くはありませんでした。

今日はここから下流の松間橋まで、約10kmほどを下る予定です。下流に車を置いてきてから、朝10時40分、いよいよ2日目の川下りのスタートです。
昨日の経験から、今回の気田川はカヌー初めての人が単独で下るのは厳しいと判断し、今日初めてカヌーに乗るというKさん二人を私の乗るアリーのカナディアンに一緒に乗って下ってもらうことにしました。今日下るのはカナディアン2艇に5人(全員大人)です。

天気は曇りながら時々薄日が刺すまあまあの天気で、その後なんとか夕方帰るまで持ってくれました。
気田川はここから下流は、周りに人工物はほとんど無い山間をぬって流れていきますので、カヌーには最高のコースになります。
スタートしてすぐの正面にガードレールが見える瀬はテトラもあるいやな瀬で、今回は水量も無かったことから無理せずに浅瀬を引いてゆきましたが、その後も度々浅瀬で底をつかえて歩くこととなりました。

おそらく6kmほど下ったあたりだと思いますが、川岸の竹が流れの中に倒れ込んでストレーナーになっている部分がありました。ここは今回下った中で一番危険な場所でした。

川の右側に大きな流木があり、川の左側にかなりの量の竹が倒れ込んできています。なおかつ悪いことにこのすぐ下流の左側に大きな岩がいくつもあります。最初の流木を避けて左側に入ってしまうと、竹に引っかかって沈、そのまま流されて岩に張り付いてしまうというパターンが十分考えられます。
私たちは無理をせず、岸をポーテージしていきましたが、ここを下る人は十分な下見をしてからの方がいいでしょう。
スタートして1時間以上経過しましたので、ちょっと休憩します。

休憩中に上流からカヌーが2艇下ってきましたが、今回下っている間に見かけた他のカヌーはそれだけでした。
しばらく行くと、川がいくつにも分流して流れ落ちている瀬があります。どのコースをとってもカナディアンでは難儀しそうなので、浅瀬を引いていきます。

午後1時ちょっと前、今日のゴールの松間橋が見えてきました。その手前にアウトコースにテトラのある瀬があります。水量が多ければコース取りに幅が出来るのですが、せまい本流がテトラをかすめていたため、無理して突っ込む必要はないのでここも浅瀬を引いて歩きました。(瀬は下流側から撮っています)

すぐ下に見える松間橋の先の左岸の河原に車を停めてあります。
二日目の川下りでは誰も沈することなく、無事下ってくることが出来ました。
気田川ですが、もしかすると今まで来た中では一番水がきれいだったかもしれません。ただ水量がちょっと少なかったので、そのぶん瀬では底をこすってしまうことも多く、またコースも狭くてちょっと大変でしたが。

その後片づけをしてキャンプ場を出発したのは午後5時過ぎでした。長野方面に向かうとぽつぽつと雨が降ってきて、やがて本降りとなりました。どうやらぎりぎり雨にあわなかったようです。

最後になりますが、気田川の情報についていつも参考にさせていただいているサイトをご紹介しておきたいと思います。
気田川パドリング・ガイド